みなさん、こんにちは!
本日は、”笑点”で人気の噺家、桂宮治(かつらみやじ)さんについてお話しします。
実は桂宮治さん、化粧品営業マンだった過去があるんですよ。驚きですよね?
でも、その経験が今の桂宮治さんを作っているんです。
さあ、桂宮治さんの学生時代から現在までの軌跡を、一緒に見ていきましょう!
桂宮治の学歴(小学校編)
桂宮治さんは品川区出身で、地元の小山小学校に通いました。
ところが、実際には学校にほとんど足を運べなかったそうです。
驚くべきことに、幼少期から中学1年まで、ほとんど学校に通えていなかったのです。
「いじめられたわけじゃないんです。単純に家にいたかったんです」
(引用元:産経新聞)
家族との時間が何より大切だったのです。
特に、母親や祖母との時間が心の支えだったと桂宮治さんは話しています。
桂宮治さんは子供の頃からシャイな性格だったのです。
「学校では周りの反応を気にしすぎてしまうんです」と話しています。
「他人の考えや自分への評価」を常に気にしていたとか。
これは子供にとって大きな負担になりますよね。
さらに、桂宮治さんは自分のことを「人嫌い」とも表現しているんです。
実は、この話を聞いて私は納得してしまいました。
笑点での桂宮治さんを見ていると、いつもどこか緊張している様子が感じられて、
少し気になってましたが、この背景がとても納得いきました。
しかし、興味深いことに、学校では場を盛り上げる存在だったんです。
時にはユーモラスな振る舞いをすることもあったとか。
現在の桂宮治さんを見ると、そんな一面が垣間見えますね。
私から見ると、この時期の経験が今の桂宮治さんの芸風に繋がっているのかなと思います。
人の気持ちを敏感に察知する能力や、場を和ませる力。
これって、落語家にとってすごく大切なスキルですよね。
桂宮治の学歴(中学校編)
桂宮治さんの中学時代は、荏原(えばら)第一中学校で過ごしました。
この学校は地域の中心的な存在で、長い歴史を持ち、多くの卒業生を輩出してきた名門校です。
特徴をご紹介しましょう。
・小中一貫教育を実施しており、中学1年から3年生を7年生から9年生と呼んでいる。
・サッカー部が強豪で、全国大会出場の実績がある。
・同窓生には俳優の中村雅俊さんもいる
名門校ということが、よくわかりますね。
桂宮治さんは中学1年生まで不登校が続いていましたが、大きな転機が訪れます。
両親の別れです。
これを機に、桂宮治さんの生活は一変しました。
ある日、自宅でアイスを楽しんでいた桂宮治さんは、両親の激しい口論を耳にしました。
その時、双子の姉から「しっかりしなくちゃ」と言われたことが、桂宮治さんの意識を変えるきっかけになりました。
「迷惑をかけ続けるわけにはいかない」と考え、桂宮治さんは登校を始めたのです。
そして驚くことに、後に生徒会長にまで選ばれたんです。
何という変貌でしょう。
長年の不登校がそんな一言で解消することも、あるんですね。
うちは一人息子ですが、やっぱり兄弟いたほうがよかったかなあ(笑)
身近に対等な立場で物事を言ってくれる存在がいるのは大きいですよね、子どもにとって。
ここで、桂宮治さんの母親についても触れておきましょう。
離婚後、母親は一人で子供たちを育てるため、クラブのような店を始めたそうです。
経済的には何とかなっていたものの、時折疲労の色を見せることもあったと桂宮治さんは後に語っています。
私も含め大人は毎日の生活にあくせくしているけれども、お店をはじめるってすごいですよね。
お母さんもいろんな想いがあったんでしょうね。
どうやって生きていこう、子どもを育てていこうと悩み、お店を始めるのって強いなあ。
私も今いろいろ悩んでる最中なので、お母さんの勇気と決意に敬礼したい気持ちです。
桂宮治の学歴(高校編)
桂宮治のプロフィールは?
まずは基本情報から。
- 本名:宮 利之(みや としゆき)
- 生年月日:1976年10月7日(2024年現在、47歳)
- 出身地:東京都品川区
- 居住地:東京都品川区の戸越銀座
- 血液型:B型
桂宮治さんは高校卒業後、約10年間ほど別の仕事をしていました(これについては次の章で紹介します!)。
そして、32歳という遅めのスタートで、2008年2月に三代目桂伸治さんに入門し、落語家としての道を歩み始めました。
その年の3月には浅草演芸ホールで初高座を務め、「子ほめ」を演じたんです。
想像するだけでドキドキしちゃいますね。
ここで少し、落語家の昇進プロセスについて説明しましょう。
- 前座(ぜんざ)
- 期間:約3~4年
- 役割:師匠の付き人として修行
- 主な仕事:雑用、高座の準備、他の出演者のサポートなど
- 二ツ目(ふたつめ)
- 期間:約5~10年
- 役割:自分の芸を磨く時期
- 特徴:羽織の着用が許される、楽屋の雑用から解放される
- 真打(しんうち)
- 昇進までの期間:前座から約13~16年
- 特徴:寄席のトリを務めることができる、弟子を取ることができる
- 昇進条件:師匠や協会の幹部、寄席のオーナーなどの信任が必要
つまり、入門から真打まで、普通は13~16年くらいかかるんですよ。
ちなみに、大阪などで演じられる上方落語には、真打という制度はありません。
桂宮治さんの場合:
- 2008年2月:入門
- 2012年3月:二ツ目に昇進(4年後)
- 2021年2月:真打に昇進(入門から13年後)
これって、かなり順調な昇進ペースなんです。本当に努力の賜物ですね。
まったく別の世界から落語の世界へ飛び込み、13年かけての真打昇進は忍耐力も含め本当にすごいですね。
桂宮治さんの人生は、まさに波乱万丈と言えるでしょう。
高校を卒業してから落語家として成功するまで、様々な経験を積んできました。
そんな桂宮治さんの人生を、奥様との出会いを中心に見ていきましょう。
年齢 | 出来事 | |
---|---|---|
1976年10月7日 | 0歳 | 桂宮治さん誕生 |
1995年 | 18歳 | 高校卒業後、演劇の道を志す |
1995年~2002年頃 | 18~25歳 | アルバイトをしながら役者を目指す |
2001年~2007年頃 | 24~30歳 | 化粧品会社「ヒューマンスカイ」でトップセールスマンとして働く |
2002年頃 | 26歳 | 奥様の宮明日香さんと小劇場の芝居で共演、出会う |
2007年 | 30歳 | 宮明日香さんと結婚。結婚式の日に会社を辞めることを宣言 |
2008年2月 | 31歳 | 落語家として三代目桂伸治に入門 |
2008年3月 | 31歳 | 浅草演芸ホールで初高座(「子ほめ」を演じる) |
2010年5月31日 | 33歳 | 長女・和奏(わかな)ちゃん誕生 |
2012年3月 | 35歳 | 二ツ目に昇進 |
2012年 | 35歳 | NHK新人演芸大賞 落語部門 大賞受賞 |
2012年11月21日 | 36歳 | 次女・莉咲(りさき)ちゃん誕生 |
2015年6月24日 | 38歳 | 長男・克利(かつとし)くん誕生 |
2021年2月 | 44歳 | 真打に昇進 |
2022年4月 | 45歳 | 笑点メンバーに |
桂宮治の化粧品営業マン時代のエピソード
桂宮治さんは、化粧品営業マンだった時代があります。しかもトップセールスマンだったのです。
落語家になる前の桂宮治さんの人生、とても興味深いんです。
特に注目したいのは、化粧品営業マン時代です。
桂宮治さんが働いていたのは「ヒューマンスカイ」という会社。
ここで約6年間、主に大手化粧品会社コーセーの商品を販売していたんです。
驚くべきことに、年収が約1,000万円だったそうです!
ヒューマンスカイは実演販売を行う会社で、桂宮治さんの仕事は百貨店やスーパーでの実演販売でした。
通りすがりのお客さんに声をかけて、商品のサンプルを配りながら販売する大変な仕事。
でも、桂宮治さんはここで大活躍。全国トップクラスのセールスマンになったんです。
その秘密は桂宮治さんの話術にありました。
演劇経験を活かしたコミュニケーション能力で、短時間で高額な売り上げを達成。
全国各地から指名が入るほどの人気ぶりでした。
この経験が、後の落語家としての才能にも繋がっているのは間違いないですね。
同僚だったナレーターの山崎岳彦さんも、桂宮治さんの凄さを証言しています。
「売り上げ競うライバルだったんですけど、一番馬が合うというか、なんでも話し合えるやつだった」
(引用元:日テレNEWS NNN)
二人の絆の深さが伝わってきますね。
山崎岳彦(やまざき たけひこ)さんについてご紹介しましょう。
山崎さんは現在、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」や「マツコ&有吉の怒り新党」などの人気バラエティー番組、さらにはスポーツ番組や企業CMでおなじみのナレーターです。そんな人気ナレーターも、かつては桂宮治さんと同じ職場で働いていたんです。
さらに興味深いのは、桂宮治さんが落語家を目指すと決めたときのエピソード。
山崎さんは
「その当時のバイト仲間が ‘落語家なんて今更流行らない’ と、ちょっと否定的なことを聞いたことがあって。自分もそれ言われて悔しかったのを覚えていますね。だから、絶対にうまくいってほしいなと思っていました」
(引用元:日テレNEWS NNN)
と振り返っています。
そして今、桂宮治さんの活躍ぶりを
「めったくそ自慢してますね。仕事で知り合った全然関係ないスタッフにも自慢してます」
(引用元:日テレNEWS NNN)
友人の成功を心から喜ぶ姿に、胸が熱くなりますね。
桂宮治さんのまとめ
桂宮治さんの人生、まさに波乱万丈でしたね。
不登校の小学生から人気落語家へ。
その道のりには、様々な経験が詰まっています。
この記事の要点をまとめると:
- 小学校:不登校経験
- 中学校:生徒会長就任
- 高校:バイトと遊びに夢中
- 社会人:化粧品会社でトップセールスマン
- 32歳:落語家に転身
- 家族:結婚し3人の子どもの父に
- 人間関係:元同僚との深い絆
桂宮治さんの人生は、私たちに多くのことを教えてくれます。
「普通」にとらわれず自分の道を進むこと、そしてどんな経験も無駄にはならないということを。
みなさんも、自分の人生を振り返ってみてください。
今は意味がないと思えることでも、将来、大きな意味を持つかもしれません。
人生は予測不可能。でも、その予想外の展開こそが、人生を面白くしているのかもしれませんね。
桂宮治さんの奥さんについてはこちらで詳しくご紹介しています。合わせてお読みくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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