国民的人気番組「笑点」の司会を務めている春風亭昇太さん。
春風亭昇太さんの弟子って、いったい何人いるのでしょうか?
実は11人もいるんです。
しかも、その中には東大卒の弟子もいるんですよ。
春風亭昇太さんと弟子たちの関係や、弟子たちの個性豊かな活躍ぶりをご紹介します。
落語ファンはもちろん、落語を知らない方も、きっと興味深く読めるはずです。
春風亭昇太の弟子は誰? 何人いるの?!
「笑点」の司会でお馴染みの春風亭昇太さんの弟子は、11人もいるんです。
今、その弟子たちが注目を集めています。
私、この数字を知ったとき、本当に驚きましました。
テレビで見かけるのはほんの一部ですが、実際にはこんなにたくさんの弟子さんがいるんですね。
11人の弟子たちは、真打が4人、二ツ目が5人、前座が1人、そして色物が1人です。
色物というのは落語や講談以外の演芸のことで、春風亭昇太さんの弟子には浪曲師(ろうきょくし)がいるんですよ。
この多様な弟子たちの中で、特に注目したいのが春風亭昇々(しょうしょう)さん。
2024年現在、39歳の春風亭昇々さんは、春風亭昇太さんが最初に取った弟子として知られています。
この一番弟子は、真打に昇進しています。
現代的なテーマを取り入れた落語を得意とし、独自の視点で現代社会を風刺する才能があります。
春風亭昇々さんは、大学4年生のときに就職活動をしていたのですが、春風亭昇太さんの新作落語に魅了されて弟子入りを決意したんです。
そして2011年二ツ目に昇進、2018年には真打に。わずか11年で真打へ昇進、これは結構すごいスピード出世なんです。
そう聞くと、春風亭昇太さんの落語の魅力って、いったいどんなものなんだろうって気になりませんか?私も一度、生で聴いてみたくなりました。
春風亭昇太には、他にも、個性豊かな弟子たちがいます。
・38歳の春風亭昇吉(しょうきち)さんは、古典落語と新作落語の両方を手掛ける多才な落語家。
・37歳の春風亭昇也(しょうや)さんは、新作落語を得意とし、ユーモア溢れる演技が特徴です。
面白いのは、この3人が同じ2007年に入門し、2011年に二ツ目へ昇進、2018年に真打へ昇進と、まるで競い合うように成長しているところ。
春風亭昇吉さんについては詳しく後述します。
春風亭昇太さん自身、最初は弟子を取ることにかなり消極的でした。
「面倒なことばかりで得なことが一つもない」なんて言っていました。
それでも弟子を取るようになったのは、『笑点』で共演している三遊亭小遊三さんに「お前も師匠(春風亭柳昇)に取ってもらったんだから取りなさい」って言われたから。
私は落語界の伝統の深さを感じました。
師匠から弟子へ、そして、その弟子が今度は師匠になって。
何世代も続くこの関係が、落語を支えている。
はじめは、気が進まなかった春風亭昇太さんも、結局はその大切な輪の一部になった。これって、単なる芸の伝承じゃなくて、人としての成長も含まれているのだと、私は思います。
11人の弟子を育て、次々と真打が誕生している春風亭昇太さん。
落語界の未来も明るいなって思います。
これからどんな個性的な落語家が登場するのか、楽しみです。
春風亭昇太の弟子に東大卒の昇吉も?!
春風亭昇太さんの弟子の中で、特に注目を集めているのが春風亭昇吉さんです。
なんと、東京大学卒業の初の真打なんです。
私、この話を聞いたとき、「えっ、東大卒が落語家に?」って驚きました。
春風亭昇吉さん、岡山県出身で、最初は岡山大学に通っていたんです。
でも、「田舎者の憧れ」で東京大学を目指したとのこと。
東大に入学してからは、落語研究会に入りました。
そこで古典落語に魅了されることに。
新作落語ではなく、古典落語を志向したなんて、なんだかかっこいいですよね。
春風亭昇吉さんが落語家になるために最も重要だと考えていること、それは。
「落語家になりたい」という強い気持ち。
「いずれ自分の人生の中で『落語家になりたい!』と強烈に思う瞬間が来るだろう」
と予感して、春風亭昇吉さんは、早い段階で落語家の道を選んだと語っています。
この強い意志が、春風亭昇吉さんの原動力になっているのだと私は思いました。
実は、春風亭昇吉さん、気象予報士の資格も持っています。
頭がいいだけじゃなく、幅広い興味を持っているんですね。
気象予報士はとても難しい資格試験として有名ですね。
春風亭昇吉さんが東大卒というのは、落語界でも大きな話題になったそうです。
でも、春風亭昇太さんは「東大の肩書は落語に必要ないが、能力はすごい」って言ったんです。
この言葉、素敵だと思いませんか?学歴じゃなく、その人の能力を見る。
そんな春風亭昇太さんの姿勢、ステキですよね。
春風亭昇吉さんは、東大での経験を落語に活かしています。
先輩落語家の特徴を細かく分析して、データ化している昇吉さん。
さすが東大卒!って感じです。
それだけじゃないんです。春風亭昇吉さん、本も3冊出版しているんです。
ひとつ目は『マンガでわかる落語』という本。
古典落語のあらすじや寄席の楽しみ方をマンガで紹介しています。落語初心者にぴったりの本なんですよ。
ふたつ目は『東大生に最も向かない職業』という本。
東大卒なのに落語家になった経験をユーモアたっぷりに語っています。
これ、読んでみたくなりました。
私が一番感動したのは、春風亭昇吉さんがユニバーサルデザインの落語絵本を作ったことです。
それが、みっつ目の絵本「まんじゅうこわい」です。
「まんじゅうこわい」は落語で有名な演目ですね。
障害がある人もない人も楽しめるように、触れて楽しむことができる絵本なんです。
落語の魅力をみんなに伝えたいという春風亭昇吉さんの思いが詰まっています。
落語って、ただ笑わせるだけじゃないんですよね。
春風亭昇吉さんのように、みんなが楽しめる工夫をしたり、新しい形で落語の魅力を伝えたり。
そんな努力があるからこそ、今でも多くの人に落語は愛されているんだなと私は納得しました。
春風亭昇太と弟子たちの関係は?!
春風亭昇太さんの弟子に対する指導方針は、基本的には放任主義です。
弟子の春風亭昇々さん曰く、春風亭昇太さんは良いことも悪いこともあまり直接的に言わないとのこと。
これは、弟子が自分で考えて行動する力を養うためなんです。
でも、芸のことに関しては厳しいんです。
「普段は優しいけど、芸のことになると理想的な上司のように厳しい」
と弟子たちは語っています。
たとえば、弟子が新しい演目を発表したときは、最初に鋭い指摘を行い、その後で励ましの言葉を添えるといった具合です。
この緩急をつけた指導法に、さすがベテラン師匠だなと私は感銘を受けました。
それから、春風亭昇太さんの指導法は「見て学べ」スタイルとも言えます。
細かく教えるのではなく、弟子に自分の行動や話し方を観察して学んでもらうんです。
落語家としての生き方や仕事への姿勢を、自然に身につけてほしいという思いがあるのでしょう。
この指導法を聞いて、私は子育てを思い出しました。子どもに何でも教え込むのではなく、時には見守ることも大切です。
ただ、本当に重要なことはしっかり伝える。
春風亭昇太さんの指導法は、まさに子どもの成長を見守る親と同じです。
そう考えると、春風亭昇太さんの弟子たちへの愛情が、また違った形で見えてくるような気がします。
春風亭昇太さんの「全力でのパフォーマンス」は、弟子たちにとって大きな刺激になっているようです。
60歳を超えても高座に全力で上がる姿を、弟子たちはこう呼びます「昇太イズム」と。
この話を聞いて、思わず感嘆してしまいました。
60歳を過ぎてもあれほどエネルギッシュだなんて、本当に驚きです。
でも、その姿勢が弟子たちの励みになっているのだと思うと、春風亭昇太さんの凄さを改めて実感します。
春風亭昇太さんの弟子への支援は、指導面だけではありません。
生活面でのサポートもしっかりしているんです。
住居や食事の手配はもちろん、公演の機会を提供したり、メディア出演のチャンスを作ったりしています。
特に印象的だったのは、コロナ禍での対応です。
春風亭昇太さんは、クラウドファンディングを立ち上げて寄席の経営者を支援したんです。
これは、直接弟子たちにお金を渡すのではなく、弟子たちが活動する場所を守るという行動です。
春風亭昇太さんの深い愛情を感じずにはいられません。
春風亭昇太さんの指導方法は、一見すると放任主義に見えるかもしれません。
しかし実際は、弟子たちの自主性を尊重しつつ、芸に対する厳しさとのバランスを取りながら、自らの背中で語る。
そんな奥深い指導なのだと私は感じました。
実際は、昇太さんと奥さんはどのような関係なのでしょうか。こちらで詳しくご紹介しています。
コメント