俵万智のNHK短歌 5月の放送です!
大河ドラマ「光る君へ」とのコラボ!
第二回は、玉置玲央(たまおきれお)さんがゲストです。
「光る君へ」では、藤原道兼を演じている玉置玲央さん。
俵万智さんと玉置玲央さん、そして、司会のヒコロヒーさんはどんな会話を繰り広げてくれるのでしょうか。
5月 NHK短歌「家族」俵万智が選んだ入選歌は?
5月は「家族、その闇と光」というテーマです。
投稿された歌の中から、特に俵万智さんが良いと思った歌をご紹介します。
それでは、俵万智さんが選んだ歌をご紹介します。
東京都練馬区 藤田結子
福岡県福岡市 横縞
俵万智解説:母と母、娘と娘、というリズムがとてもいい。
愛知県稲沢市 山田真人
俵万智さんに解説してもらうことで、より深く短歌を味わえますね。
この歌はそういうことがいいたかったのか!と納得できます。
5月 NHK短歌 「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな」(藤原兼輔)
今回、俵万智さんが「光る君へ」から選んだ歌は、
(万智訳)子を思う親の心というものは闇にさまよう迷子のごとし
子供のことに関しては、親の心は惑いますよね。
子供のことになると理性を失ったり。
どの時代でも子供を思う親の心は変わらないのですね。
玉置玲央が詠んだ歌は?
玉置玲央
「魂」という大きな言葉は、短歌に長年携わっている俵万智さんにはなかなか使えない単語ですが、玉置さんの歌は、「魂」と「なんだかんだ」が響き合っていていいと言います。
そして、「生きていく」という表現ががいい!とも。
「生きている」としがちですが、「生きていく」とすることで、未来も含めてここから繋がっている感じがしますね。
5月 NHK短歌 短歌づくりポイントは?
俵万智さんが、短歌づくりのポイントを二つ教えてくれました!
ひとつ目は。
時代や社会を意識すれば、より深めることができるといいます。
1000年前と現代では、家族の形は違いますが、その時々の形を詠めばいいのですね。
現代の家族の形を詠んだ歌として、俵万智さんが紹介してくれたのは。
(小佐野 彈「メタリック」)
ゲイであることを公表している作者の、家族のかたちを詠んだ歌なんです。
短歌は時代を反映していますので、上の句「これもまた家族のかたち」に続く下の句には、これからも新しい表現が付け加えられるのですね。
短歌づくりのポイントの二つ目は。
自分の思いをいかにのせるか。自分の家族への思いを具体的に絡めていくということが大切です。
よりプライベートなことを、自分の言葉で詠むことが大事なのですね。
5月 NHK短歌 ゲストは玉置玲央!
ゲストは玉置玲央さん。
役者である玉置玲央さんは、演じることと短歌は似ているといいます。
それは、「観客、読み手、に委ねる」ということ。自分が表現したいと思ったこととは別のことを、またある時は、自分が表現しようと思った以上のことを観客は捉えている、と。
観た人が、読んだ人が、その人の感性や感受性で受け取ることができるのが、演劇であり、短歌であるのですね。
正解はどこにもない。すべてが正解ともいえる、それがいいですね。
5月 NHK短歌 放送日は?再放送は?
放送日:5月19日日曜日
放送時間:午前6:00~6:25
放送局:NHK Eテレ
再放送:5月23日木曜日
再放送時間:午後2:10~2:35
また、放送後一週間は、NHKプラスで見逃し配信が楽しめます。
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5月 NHK短歌「家族」まとめ
・放送日は5月19日日曜日
・ゲストは玉置玲央さん(藤原道兼の役)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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