木下紅子の帯板と着物生活の秘密は?プロフィールとオンラインショップもご紹介します!

着物

こんにちは。日本の文化調査隊の美緒です。

ご訪問ありがとうございます!

今回は、木下着物研究所 女将 木下紅子さんをご紹介します。

ほぼ毎日着物を着て生活している木下紅子さん。着物を着て生活するとはどういうことなのか、そのコツなどわかりやすくお伝えします。

木下紅子 帯板と前結びの関係とは?

紅子さんは、自身のYouTubeの中で帯を前で結ぶ「前結び」をしています。前で結んだ帯をきれいに後ろに回すために、前結び用の帯板を紅子さん自身が開発し、商品化しています。

通常、着付教室では、手を後ろに回して結ぶ後ろ結びが主流です。後ろに回した手の感覚と、時に鏡を見ながら、帯を結ぶことは簡単ではありません。背中で何が起きているのか、どのような形になっているのかを想像しながらの作業は、慣れが必要です。

紅子さんは、いつもピシっときれいに着物を着ていて、Youtubeでは話をしながら華麗に帯を結びます。そんな紅子さんは、実は後ろ結びができずにとても苦労したそうなのです。

そんな紅子さんが前結びに出会って、「着物をあきらめなくてよかった」と語っています。

紅子さんが前結びの動画を配信するのは、「前結び」という選択肢があるということを帯結びで困っている人に伝えたいから、ということです。

私は着付け教室に通い始めて半年が過ぎたころ、突然、肩が痛くなり後ろに回すことが困難になってしまいました。後ろで帯結びをすることができずに、数か月お休みしてしまいました。

その時は前結びというものがあることを知らなかったので、「もう、着物を着ることはできないかもしれない」と悲しい気持ちでいっぱいになりました。数か月後に少しづつ肩が動くようになって後ろで帯を結べるようになりましたが、その頃に、前結びというものがあることを知りました。

ただ、着付け教室の先生は前結びをしない先生もいて、そもそも、前結びがカリキュラムにないので、教えてもらうことはできなさそうでした。

前結びの仕方は、紅子さんの動画で勉強しながら身につけたいと思います。

きっと、後ろ結び、前結び、それぞれに良さはあると思うので、両方試すことで自分にとっての帯結びを究められたらいいですね。



木下紅子 着物を着て生活するということ

紅子さんは現在、ご主人と鎌倉で築100年の古民家に暮らしています。

着物で日本家屋での暮らし。スカートやGパンにTシャツ、密閉度が高く、掃除しやすいフローリングの家に暮らす私にとって、動きにくそうな着物と不便そうな日本家屋での暮らしは、どのようなものかあまり想像できません。ですが、一方で、憧れもあります。

紅子さんとご主人はどのような生活を送っているのか見てみましょう。

24時間365日和服で過ごしているお二人。和服での日常生活は不便そうと思いきや、そうではないようです。

日本は湿気がおおい土地柄です。襟や袖がつまったデザインの多い洋服に比べ、和服の大きくあいた襟元や袖は通気性バツグン。台所仕事をする時は、割烹着を着たり、寒い冬は羽織やストールで防寒するなど、ちょっとした工夫で快適に過ごすことができます。

日本家屋も日本の風土にとても合っています。日本家屋は空間を小さく区切っているので、それぞれの部屋は小さな暖房器具で温めることができ、夏の暑い時期には、仕切られた空間を開け放し、空気の流れを作ります。「風が通って気持ちがいいね」というあの感覚ですね。

和室は、客間にも寝室にもダイニングにも変幻自在です。畳の香りは心を落ち着かせてくれますしね。

和の装いには、「手間」がかかることもあります。絹の着物は、通常、家の洗濯機で洗うことはできませんし、畳は畳替えも必要です。

「手間」をかける部分と、現代の「便利」さを上手く活用しながら、心豊かな時間を過ごせたらいいな、と思います。

そのために、「難しそう」と遠ざけるのではなく、できることからやってみるのがいいですね。

たとえば、着物だったら、まずは、洗える着物から試してみるとか、畳の部屋はむずかしくても、い草のゴザをひいてみるとか。

試してみることで、自分ならどこに時間をかけられることができて、どこは合理的にしてみよう、など自分のスタイルができてくるように思います。



木下紅子のプロフィールをご紹介します!

それではここで、木下紅子さんのプロフィールをご紹介しましょう。

 

1976年生まれ(2022年現在46歳)

鹿児島県出身

百貨店の企画部門等に勤務の後、結婚を機に着物の世界へ。

夫である木下勝博氏と共に老舗博多織元にて着物ブランド「awai」を立ち上げ、7年間女将を務めました。

早くきれいに結ぶことができる「前結び」の着付けレッスンを2500回以上行っています。

退職後、和裁を学んだあと、2016年着物ブランド「紅衣 KURENAI」を立ち上げました。

木下着物研究所 女将

紅衣 KURENAI 主宰

着付師範、和裁技能検定優秀者、日本茶アドバイザー

 

木下紅子さんは、ほぼ毎日着物を着て生活しています。それは、着物をファッションのひとつの選択肢として、ひとりでも多くの人が取り入れてくれたら嬉しい!という強い思いがあるからです。

紅子さんは、自身のYouTubeでほぼ毎日発信しています。着物や浴衣の着方はもちろん、着物を着た時の所作や、帯結びなど、着物にまつわることをさまざまな角度から取り上げています。

着物を着ていてわからないことがあれば、紅子さんのYouTubeで検索してみることをお勧めします。



木下紅子のオンラインショップの特徴とは?

木下着物研究所のホームページの中にあるオンラインショップでは、紅子さんが企画開発したオリジナル商品のほか、日本全国の職人さんによる選りすぐりの商品が販売されています。

そして、特筆すべきは、毎週金曜日のライブショッピングです。

生配信で紅子さんおすすめの商品を紹介してくれます。着物や帯、帯締めに、手ぬぐいなど、その季節に合ったものを紅子さん自身がたっぷりと時間をかけて、なぜおすすめするのかの理由を話してくださいます。

毎週金曜日 21時から Youtubeにて生配信。木下着物研究所で検索してみてくださいね。

紅子さんがどんな着物と帯をお召しになっているのかを見るのも楽しいですよ。



木下紅子の帯板と着物生活の秘密。プロフィールとオンラインショップについてのまとめ

今回は、木下着物研究所 女将 木下紅子さんをご紹介しました。いかがでしたか。

着物を着るということは一見難しそうですが、慣れればそんなに難しいことではないかもしれません。もちろん、多少の練習は必要になるとは思いますが、どうしたらキレイに着れるか、を紅子さんはYoutubeで発信してくれています。おうち時間を少しだけ、着物のために使ってみてもいいかもしれませんね。

 

木下紅子さんのようにYouTubeで着付け動画を公開してくださっている着付け講師に、きものすなおさんがいらっしゃいます。きものすなおさんは紅子さんとはまた違った雰囲気をお持ちの先生です。

きものすなおさんについては、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、読んでみてくださいね。

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それでは、またお会いしましょう。

ありがとうございました!

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