笑点メンバー不仲説!仲が悪いのは誰と誰?!歴代バトル集!

テレビ番組

テレビ番組「笑点」は、日本を代表する長寿番組として知られています。
独特の雰囲気を醸し出す司会者と、個性豊かな出演者たちが、ステージ上で繰り広げる笑いの舞台。
でも、その舞台の裏側では、実は激しいバトルが繰り広げられていたって知ってましたか?
今回は、「笑点」の名物コンビたちの知られざる関係に迫ります。
視聴者を笑わせ続けてきた彼らの、意外な素顔とはいかに!?



笑点メンバー 三遊亭小圓遊VS桂歌丸

「笑点」といえば、三遊亭小圓遊(さんゆうていこえんゆう)さんと桂歌丸(かつらうたまる)さんの激しいバトルが有名でした。

 

特に1970年代から1980年にかけて、この二人の掛け合いは番組の看板とも言える人気コーナーとなり、視聴率アップに一役買っていたんです。

 

三遊亭小圓遊さんは1966年に始まった「笑点」第1回から参加していた古参メンバー。
ところが、1969年4月、初代司会の立川談志とレギュラーメンバーとの対立により、小圓遊さんは「笑点」を一時降板することになりました。
実は、この時歌丸さんも一緒に降板していたんです。

この期間中、小圓遊さんは時代劇やドラマなど多様な舞台で才能を発揮しました。
そして7ヶ月後の1969年11月9日、談志さんの降板により司会者が前田武彦さんに交代したことで、三遊亭小圓遊さんは桂歌丸さんと共に「笑点」に復帰したんです。

その後、小圓遊さんは1980年まで、歌丸さんは長年にわたって大喜利メンバーとして活躍しました。

小圓遊さんが演じた『ボクちゃん~』と口癖のある、ちょっと気取った雰囲気のキャラクターは、今でも多くの人の記憶に残っているんじゃないでしょうか。

一方の桂歌丸さんは、そんな三遊亭小圓遊さんの風貌を面白おかしく形容し、『お化け』や『フランケンブルドッグ』などと容赦なく突っ込んでいました。
「ハゲ!」「お化け!」と罵倒し合う二人の姿は、視聴者にとって笑いの宝庫。
特に子供たちには、本気のケンカに見えていたようです。

今の若い人たちには想像できないかもしれませんが、当時はテレビで大の大人がガチで喧嘩してるように見えて、ハラハラドキドキしながら見ていたんですよ。

 

この対立は、1972年に特別企画として「手打ち式」が行われるほど激しいものでした。
でも実はこれ、すべて番組上での演出だったんです。
びっくりですよね!

舞台裏では、二人の関係は想像以上に良好でした。

桂歌丸さんは「アイツとは打ち合わせをしなくても、アドリブでポンポン出てくるんです」って言ってたくらい。
二人の息がピッタリ合っていたんですね。

ところが、三遊亭小圓遊さんの最期は笑いを届けてきた人生とは対照的な、痛ましいものとなってしまいました。
1980年10月4日、公演先の山形で倒れ緊急入院。
翌5日19時44分、食道静脈瘤破裂により43歳の若さで亡くなりました。

実は三遊亭小圓遊さん、10年以上前から糖尿病を患っており、晩年は酒浸りの生活で健康状態が悪化していたんです。

「笑点」の収録でも呂律が回らないこともあったそうで、スタッフや共演者から「酒か笑点か、二者択一の時が来ている」と周囲から厳しく指摘されるほどの状況に陥っていたのです。

 

小圓遊さんが急逝した時、歌丸さんは「弟を亡くしたような気持ち」と語りました。
番組では対立していたように演じていた二人ですが、実際にはとても深い絆で結ばれていたんですね。

小圓遊さんの訃報は「笑点」ファンに大きな衝撃を与えました。
番組開始から14年間、その名物コーナーを支え続けた小圓遊さんの突然の別れは、多くの視聴者の心に深い悲しみを残しました。

でも、二人の掛け合いは「笑点」の歴史の中で語り継がれる名場面となり、今も多くのファンの記憶に残っています。

 

私は、三遊亭小圓遊さんと桂歌丸さんの本当の関係を知って、「笑点」の魅力が倍増しました。
若い頃は単純に面白いと思っていた番組に、こんな深い絆があったなんて。
年を重ねた今、彼らのプロ意識に感動します。
観客を笑わせるため、自分の友人を徹底的にいじる。
その裏で、互いを思いやり、高め合う関係を築く。
この複雑な関係性こそが、長年「笑点」を支えてきた秘訣なのかもしれません。
笑いの中に隠された真剣さ、演技の向こうにある本物の友情。
笑点がこんなにも続いてきてる不思議の理由の1つが垣間見えた気がします。
これからも、笑いとともに人間ドラマを届けてくれる「笑点」に私は注目し続けたいと思っています。


笑点メンバー 桂歌丸VS三遊亭楽太郎(6代目円楽)

「笑点」といえば、桂歌丸さんと三遊亭楽太郎さん(後の6代目三遊亭円楽)のバトルも忘れられません。
二人の掛け合いは、番組の人気コーナーとして視聴者を楽しませていました。

例えば、「笑点」名物の大喜利コーナーでは、例えばこんな具合です。
司会「では、最近のニュースを一言で表すと?」
楽太郎:「歌丸出棺でございます」

お題:「何かに例えると」
楽太郎:「歌丸さんは学校の理科室の骸骨ですね」

 

このように、お題に応じて桂歌丸さんをネタにした回答を繰り出していたのです。
これらの回答は、視聴者を笑わせるための演出であり、文脈を理解した上で楽しまれていました。

一方、歌丸さんも楽太郎さんに対して「腹黒野郎」と返すなど、激しいやり取りが繰り広げられていたんです。
でも実はこれ、すべて番組上での演出だったんです。
舞台裏では、二人はとても良い関係を築いていたんです。

実は、この二人の関係には興味深いエピソードがあります。
若手時代の楽太郎さんが、ネタに悩んでいた時のこと。
歌丸さんは「(ネタにする対象は)俺のことでもいいから」とアドバイスしたんです。
これこそが、後に「笑点」の看板コーナーとなる、二人の息の合った絶妙な掛け合いの源流だったんです。
歌丸さんの優しさと寛容さが、楽太郎さんの芸を大きく変えたんですね。

 

実は三遊亭楽太郎さんは、桂歌丸さんを「最後の父親」とも呼んでいました
2015年には「桂歌丸師匠を人間国宝にする会」まで立ち上げたんですよ。
番組での「対立」とは裏腹に、二人の間には深い尊敬と信頼関係があったんですね。

 

この二人の関係は、「笑点」という番組の奥深さを象徴しているように思います。
表面的には対立しているように見えても、実際には深い絆で結ばれている。
この「演じること」と「本当の関係」のバランスが、やっぱり「笑点」の魅力の一つだと、私は改めて思いました。。
視聴者を楽しませながら、出演者同士の信頼関係も築いていく。
笑点に限らずですが、人をなぜか魅了するものには、例えばそれが料理であれば、その味付けの中に酸味も苦みも甘味も全部が絶妙のバランスで含まれているものです。
笑点には一般的なお笑い番組では到底真似できない、様々な味わい深い要素が絶妙に調和しているのだなぁ、と私は思いました。


笑点メンバー 三遊亭楽太郎(六代目円楽)VS山田隆夫

「笑点」の名物といえば、出演者と座布団運びの山田隆夫さんとの掛け合いも忘れられません。
特に、三遊亭楽太郎さん(後の六代目円楽)と山田隆夫さんのやりとりは、視聴者を楽しませる重要な要素でした。

楽太郎さんは山田さんの座布団運びとしての仕事や、家庭生活までをも題材にして、絶妙な笑いを生み出していました。

一方の山田さんも負けてはいません。
楽太郎さんのいじりを受け、急に立ち上がって座布団を取り上げたり、時には楽太郎さんを突き飛ばしたりと、体を張った反応で会場を沸かせていました。

 

舞台裏では、楽太郎さんを含む「笑点」メンバーからの山田さんへの信頼は厚く、山田隆夫さんの座布団運びとしてのセンスは他のアシスタントでは真似できないと言われていたんです。

実際、山田さんが番組側の意向で一時期休演した際、代役の座布団運びが仕事をうまくこなせず、笑点出演陣からは「山田君を復帰させないのなら、他の局で笑点をやる」という声も上がったほどでした
このエピソードからも、山田さんが「笑点」という番組にとっていかに重要な存在だったかがわかりますね。

そう考えると納得がいきます。三遊亭楽太郎さんと山田隆夫さんのステージ上での掛け合いは、まさに「笑点」らしい関係性の象徴とも言えるでしょう。

 

表面上は厳しくいじり合いながらも、裏では深い信頼関係で結ばれている。
この「演じること」と「本当の関係」のバランスが、やはり「笑点」の魅力の一つなんです。
長年にわたる共演を通じて築かれた信頼関係があってこそ、あのテンポの良い掛け合いが生まれるんですね。
「笑点」は、出演者だけでなく、裏方スタッフも含めた全員の絶妙なチームワークで成り立っている番組なんだと、改めて私は感じます。
そう考えると、「笑点」は単なる笑いの番組ではなく、人間関係の機微や、長年の信頼関係の大切さを教えてくれる、人生の教科書のような存在かもしれません。


笑点メンバー 春風亭昇太VS林家たい平

最近の「笑点」の名物コンビは、なんといっても春風亭昇太さんと林家たい平さんです。

二人の掛け合いは、多くの視聴者を楽しませてくれています。

中でも視聴者の心をつかんでいるのが、たい平さんが繰り広げる「なにかあったのか劇場」というものです。

これは、昇太さんの私生活をネタにしたもので。

例えば:

「(お題である『また会う日まで~』という歌詞の曲が流れる)

→って歌いながら昇太兄さんの家から出てきたのは奥さんですよね?!
何かあったのかあ?!」

林家たい平さんは春風亭昇太さんの私生活を想像で脚色し、語ります。
それに対して昇太さんは「んなことないよっ!」と真っ向から否定。

この「なにかあったのか劇場」の成り立ちにはある経緯があります。
春風亭昇太さんが未婚だった頃は、たい平さんは未婚ネタを使っていました。
しかし、2019年に昇太さんが結婚してからは、「離婚秒読み」などの新たなネタに進化しているんです。

でも、これらの掛け合いも、もちろん演出です。
実際には、昇太さんとたい平さんは20代の頃から交流があり、「笑点」でも長年共演している気心の知れた間柄です。

 

林家たい平さんは春風亭昇太さんのことを「昇太兄さん」と呼び、昇太さんもたい平さんのことを評価しており、お互いを尊重し合う関係を築いています。

 

「笑点」は、時を経る中で新しい才能を迎え入れ、新たな笑いを生み出し続けています。
春風亭昇太さんと林家たい平さんの掛け合いは、そのひとつですね。

昔から変わらない「笑点」の雰囲気の中に、こうした新しい関係性や笑いのスタイルが加わっていくのを見ていると、「笑点」という番組自体がまるで生きているかのように、私には感じられます。

古いものと新しいものが混ざり合って、少しずつ形を変えながら成長しながらも、「笑点」が大事にしているものは、しっかりと受け継がれているところが、私たち笑点ファンを喜ばせてくれているところですね。


笑点メンバー 立川志らくとの確執(番外編)

「笑点」の歴史の中で、意外な展開として注目を集めたのが、立川志らくさんの出演です。

実は志らくさん、若い頃から「笑点」に対して批判的な立場を取っていました
「落語イコール笑点というイメージが嫌」
「生涯『笑点』に出ない」
なんて発言も。

でも、ある出来事をきっかけに、志らくさんの態度は大きく変わりました。
ある日の、新幹線での出来事。
立川志らくさんが、偶然に笑点メンバーと同席となった時のことでした。

誰も口を利いてくれない緊張した雰囲気の中、三遊亭円楽さんが「おいしいあんパンを買ってきた」と言って、志らくさんにも「志らく、お前も食うかい?」と声をかけてくれたんです。
この円楽さんの優しさに、志らくさんは深く感動

立川志らくさんは「涙が出るほどうれしくて。何て心の広い人なんだろう」と感じ、心の中で「笑点」批判をしたことを謝罪したそうです。

 

2022年5月、脳梗塞で療養中だった三遊亭円楽さんの代役で、立川志らくさんは初めて「笑点」に出演しました。

三遊亭円楽さんへの恩があったからこそ、この出演を決意したんです。
志らくさんは出演について「感謝以外の何物でもない」と述べ、「笑点」メンバーや番組スタッフへの感謝の気持ちを表しました。

 

立川志らくさんと「笑点」との確執を知っている視聴者は、志らくさんの出演に驚いた人も多かったのではないでしょうか。

三遊亭円楽さんの志らくさんを思いやる気持ちが、志らくさんの心を溶かしました。

それが、この出演に繋がったのです。

私はそれを知った時、胸がとても熱くなりました。
人間って、固定観念を持ち続けるのではなく、経験を重ねて柔軟に考えを修正していける存在なんですよね。

 

「笑点」は長寿番組であるがゆえに、出演者側にもさまざまな人間模様があって当然だと私は思います。そういう人間の複雑さすらも、笑いに変えているのかもしれません。
タレントもスタッフも視聴者も、みんなが少しずつ変わりながら作り上げてきた、「笑点」の歴史。

 

「笑点」は単なるお笑い番組を超え、人生そのものを映し出す鏡のような存在になっているのかもしれませんね。


笑点メンバー不仲説のまとめ

これまでの「笑点」メンバーの関係性をまとめると:

  • 三遊亭小圓遊と桂歌丸:舞台上では火花を散らす激しい掛け合い、舞台裏では深い友情で結ばれた関係
  • 桂歌丸と三遊亭楽太郎:番組内では対立、実際は師弟関係を超えた信頼関係
  • 三遊亭楽太郎と山田隆夫:画面では容赦ないツッコミの応酬、実際は互いの才能を認め合う尊敬の念
  • 春風亭昇太と林家たい平:新旧世代の絶妙な掛け合い、実際は長年の友人関係
  • 立川志らくの出演:批判から和解を経て共演、新たな関係性の構築

 

長く続く番組には、きっと人を惹きつける何かしらの秘訣があります。
「笑点」の場合、それは単なる笑いだけでなく、メンバー同士の絆が強く、また、時を経る中でさまざまな状況に対応してきた、その対応力の高さも人々を惹きつけているのかもしれない、と私は思いました。

 

笑点メンバーってどのくらいギャラをもらっているのでしょうか?こちらで詳しくご紹介しています。気になった方は、こちらからどうぞ~

 

笑点メンバーは高齢の方が多いですね。一方で、最近加入した落語家さんは若手です。若手に見えます。実際は何歳なのでしょうか。こちらで詳しくご紹介しています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 



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