小兵力士(こひょうりきし)とは?現役&歴代の小さい力士11人を一覧でご紹介!

相撲力士

見るからに体の大きな力士と、見るからに体の小さな力士が土俵上で戦う、相撲。

体重差は、なんと50kg以上に及ぶこともあります。

成人女性一人分の重さですね。

 

体の小さな力士のことを相撲界では「小兵力士(こひょうりきし)」と呼びます。

 

2023年夏場所時点で、幕内力士の平均身長は185㎝、平均体重は162kgと言われるなか、2023年から活躍している、小兵力士の代表格、翠富士(みどりふじ)は身長171㎝、体重は117kgと、ひときわ小柄です。

 

そんな翠富士は、巨漢力士として知られている、身長191㎝、体重189kgの碧山(あおいやま)に対して4勝1敗の成績を残しています。

身長差20㎝、体重差72kg!!

体が小さくても、大きな力士に勝つことができるのは、なぜか?
小兵力士として、平成の土俵をわかせた舞の海は次のように語っています。

相撲の勝負は、端的に言えば ”バランスの崩し合い”で決まる

(引用:nippon.com)

力が強いから勝てる、というわけではなく、小さくても勝機を見出せることができる、というのが、

相撲の面白さですね。

 

今回は、昭和から令和まで活躍した歴代、そして、現役の小兵力士11名をご紹介します。

どうぞ最後までお読みくださいね。

【小兵力士:現役の小さい力士】「令和の小兵力士の代表」翠富士(みどりふじ)

出典:伊勢ヶ濱部屋ホームページ

優勝争いに絡むなど、2023年は土俵をわかせてくれました。

翠富士は、巨漢力士として知られている、身長191㎝、体重189kgの碧山(あおいやま)に対して4勝1敗の成績を残しています。

身長差20㎝、体重差72kg!!

小さいながらも土俵上で動き回り、大きな力士を翻弄することもしばしば。

「何かやってくれそう」と期待させてくれる力士です。

四股名 翠富士
身長 171㎝
体重 117kg
初土俵 2016年9月場所
新入幕 2021年1月場所
最高位 西前頭筆頭

 

 

【小兵力士:現役の小さい力士】「ひねり王子」の異名をもつ炎鵬(えんほう)

出典:日本相撲協会

「ひねり王子」の異名をもつ、ひねり技の得意な炎鵬。

甘いマスクで女性人気も高いですよね。

番付の最高位は東前頭4枚目。しかし、ケガの影響で2024年1月場所では三段目まで番付を落としてしまいました。

2023年5月場所以降は、頚部椎間板ヘルニアと脊椎損傷で休場が続いていますが、リハビリが上手くいっていて、2024年春場所には土俵に戻ってこられるかも、と嬉しいニュースが届いています。

石川県金沢市出身の炎鵬は、

ふるさとでこういうことがあって、気持ち的に動かされた。少しでも自分ができることで、力になれたらいいなと思う。

(引用:日刊スポーツ)

とふるさとのため、土俵にあがれるよう日々稽古を重ねています。

怪我への恐怖心や痛みと戦いながら稽古を重ねる炎鵬の姿は、ふるさとのみなさんにきっと届いているはず。

2024年3月場所での復帰を楽しみにしています。

四股名 炎鵬
身長 167㎝
体重 102kg
初土俵 2017年3月場所
新入幕 2019年5月場所
最高位 東前頭4枚目

 

【小兵力士:現役の小さい力士】照強(てるつよし)

出典:神戸新聞NEXT

スピードがあって、しつこい相撲が得意な照強。

入門から入幕まで9年近くかかりましたが、順調に番付をあげ、入幕後は幕内に定着していましたが、糖尿病が原因の怪我により、幕下に陥落。

糖尿病も改善傾向にあるので、今後の活躍に期待できますね。

四股名 照強
身長 169㎝
体重 107kg
初土俵 2010年3月場所
新入幕 2019年3月場所
最高位 西前頭3枚目

 

【小兵力士:現役の小さい力士】宇良(うら)

出典:毎日新聞

「くまのプーさん」のようでカワイイ!と評判の宇良。

入門から入幕まで12場所という、スピード出世。

幕内で頑張っていた時に、膝を怪我し、西序二段106枚目まで陥落しました。

そこから、幕内に復帰した苦労人でもあるのです。

2024年現在は三役で活躍、これからに期待できる力士です。

四股名 宇良
身長 175㎝
体重 146kg
初土俵 2015年3月場所
新入幕 2017年3月場所
最高位 小結

 

宇良についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
https://nihonbunka.net/ura-kanojo-1737



【小兵力士:現役の小さい力士】「三兄弟の三男」若隆景(わかたかかげ)

出典:Wikipedia

若隆景は三人兄弟の三男で、二人の兄も力士です。

長兄は若隆元、次兄は若元春。

その名は、毛利元就の三人の息子にちなんでいることは有名な話ですね。

三男である若隆景が一番の出世頭で、最高位は関脇です。

2023年3月場所の13日目に右前十字靭帯損傷の大怪我を負い、休場。

2023年11月場所より、幕下から再出発となりました。

四股名 若隆景
身長 182㎝
体重 132kg
初土俵 2017年3月場所
新入幕 2019年11月場所
最高位 関脇

 

【小兵力士:現役の小さい力士】「土俵際ギリギリ」が得意な琴恵光(ことえこう)

出典:佐渡ヶ嶽部屋ホームページ

土俵際ギリギリで逆転する相撲が得意な琴恵光。

入門から着実に実力をつけ、一歩づつ番付をあげてきた琴恵光。

入幕後は幕内に定着していたものの、2023年11月場所を膝の怪我により途中休場。

2024年1月場所は十両からの再出発となりましたが、琴恵光のことですから、着実に幕内へと返り咲いてくれることと思います。

四股名 琴恵光
身長 176㎝
体重 129kg
初土俵 2007年3月場所
新入幕 2018年7月場所
最高位 東前頭4枚目

琴恵光についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、合わせてお読みくださいね。
https://nihonbunka.net/kotoekou-872



【小兵力士:現役の小さい力士】「申年生まれ」の翔猿(とびざる)

出典:日本コロムビア

申年生まれで、猿のように落ち着きのない子供だったという「翔猿」。

眠れない夜は、「猿が一匹、猿が二匹・・・」と数えながら眠りにつくそう。

 

体の小さな翔猿は、土俵上を素早く動いて、トリッキーな技で相手を翻弄します。

 

「ほかの力士が真似できない速い相撲を取りたい」

(引用:Wikipedia)

このように語る翔猿は、子供の頃から、相撲の他に、野球やサッカー、水泳などたくさんのスポーツに親しんでいて、運動神経はバツグン。

その運動神経に支えられて、他の力士を土俵上で惑わす相撲が取れるのだと思います。

 

奇策をくりだす翔猿ですが、
「あれは相撲じゃない」
と、まれに親方衆から苦言を呈されることもあります。

 

体が小さいというハンデを、アイデアで乗り越えるチャレンジを続けている翔猿の活躍にはこれからも注目です。

四股名 翔猿
身長 174㎝
体重 133kg
初土俵 2015年1月場所
新入幕 2020年9月場所
最高位 小結

 

【小兵力士:現役の小さい力士】「押しの一手」で勝機を狙う平戸海(ひらどうみ)

出典:日本相撲協会

押し相撲が得意な平戸海。

小柄な力士は、様々な技を得意とする力士が多いですが、平戸海は技ではなく、押しの一手で勝機を狙います。

稽古好きでも有名な平戸海の体はしっかりと鍛え上げられており、土俵以外では、往年の大横綱 千代の富士の動画を見て研究しています。

四股名 平戸海
身長 177㎝
体重 135kg
初土俵 2016年3月場所
新入幕 2022年9月場所
最高位 東前頭5枚目

 

 



【小兵力士:歴代の小さい力士】「土俵の鉄人」寺尾(てらお)

出典:西スポWEB

「土俵の鉄人」といわれた寺尾。

昭和の大相撲界で、現役時代は、端正な顔立ちとすらっとした筋肉質な体形で大人気でした。

土俵上での素早い動きに、会場がわくこともしばしば。

相撲ファンはもちろん、相撲に詳しくない人でも名前と顔を知っている、日本で大人気の力士でした。

寺尾のプロフィールと経歴

四股名 寺尾(引退後、錣山(しころやま)を名乗り、錣山部屋を創設)
身長 185㎝
体重 116kg
初土俵 1979年7月場所
新入幕 1985年3月場所
最高位 関脇

 

【小兵力士:歴代の小さい力士】「技のデパート」舞の海(まいのうみ)

「技のデパート」と呼ばれた舞の海。

「今日はどんな動きをするんだろう」と観客もワクワク。

その期待を裏切らない舞の海のパフォーマンスに、魅了された相撲ファンは多いですね。

引退後は、NHK大相撲中継の解説者として活躍しています。

その解説ぶりも舞の海らしさが溢れていて、世の中になにかと話題を提供してくれています。

出典:nippon.com

体が小さく重心が低いので、体の大きな力士の足をとる「足取り」という技も得意技のひとつでした。

出典:nippon.com

立ち合いで「パチン!」と相手の目の前で手を叩く「猫だまし」
こうすると、相手の動きが一瞬止まり、懐に潜り込んでいけるという奇襲戦法。

 

舞の海のプロフィールと経歴

四股名 舞の海
身長 171㎝
体重 101kg
初土俵 1990年5月場所
新入幕 1991年9月場所
最高位 小結

 

舞の海については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
https://nihonbunka.net/mainoumi-family-1707

【小兵力士:歴代の小さい力士】「南海のハブ」旭道山(きょくどうざん)

出典:時事通信

「南海のハブ」と呼ばれた旭道山。

細い体でも、立ち合いから真っ向勝負。廻しを取ると粘り強く、投げ技も得意だったことから、この愛称がつきました。

どんな相手でも正面からぶつかるので、怪我がおおく「怪我のデパート」とも呼ばれていました。

現役時代に、衆議院議員選挙に立候補し当選。その後は、タレントや実業家として活躍しています。

旭道山のプロフィールと経歴

四股名 旭道山
身長 182㎝
体重 107kg
初土俵 1980年5月場所
新入幕 1989年1月場所
最高位 小結



小兵力士一覧!歴代&現役力士11人のまとめ

昭和から令和にかけて活躍した小兵力士をご紹介しました。

相撲は、体が大きいから勝てる、というスポーツではないのですね。

今回ご紹介したような小柄な力士が、自分の得意なことで巨漢力士を倒すことができる、それは、相撲の勝負は「力」だけではない、ということを表しています。

 

今後も、小兵力士たちが土俵をわかせてくれることに期待したいと思います。



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