「サラダ記念日」の作者である、俵万智さんは、現代歌人の中で最も有名な方ですね。
その俵万智さんが満を持して、NHK短歌に登場されています!
そして、なんと!大河ドラマ「光る君へ」とコラボするという夢のような企画が実現しました!
俵万智さんのファンであり、「光る君へ」のファンである私にとって、毎週欠かさず視聴していたNHK短歌が、ますます、ますます、楽しみになってきました♪
俵万智さんが平安時代の和歌をどのように紹介してくださるのか、必見ですね。
「光る君へ」に出演されている俳優さんが、毎回ゲストとして登場するのも楽しみですね~
短歌に親しんでいる方も、そうでない方も、短歌のルーツである、和歌がぐっと身近になる一年となるはずです。
NHK短歌 俵万智「光る君へ」とコラボ!
大河ドラマ「光る君へ」とコラボした企画に取り組むのが歌人の俵万智さん。
大学を卒業後、高校で国語の教師をしていた俵万智さんは、どのような視点で平安時代の和歌、そして、現代の短歌をご紹介してくださるのでしょうか。
「光る愛の歌」をテーマに、短歌を、大河ドラマをもっともっと楽しめるようになるのは間違いないです!
「NHK短歌」俵万智と大河ドラマ「光る君へ」がコラボ!「実作にも役立つような講座にしていきたい」#NHK短歌 #俵万智 #ヒコロヒー #尾崎世界観https://t.co/IvKOTozvmW
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俵万智さんは4月の放送の中で、このように語ってくれました。
短歌は千年以上前から、この国に繋がってきていて、その一番先端で私たちは作っている。「歴史を知り、和歌にふれることは栄養になる。
私たちが短歌を作ることにも役立てていく。という目論見。(引用:NHK短歌4月14日放送 俵万智)
和歌を知ることで、私たちの作る短歌がより奥行のあるものになる、ということ。
どれだけの栄養が身につくのか、一年後が今から楽しみです。
俵万智 4月のNHK短歌!財前直見がゲスト!
第一回目のゲストは財前直見さん。
「光る君へ」では、藤原道綱の母を演じています。
藤原道綱の母は、歌の名手であり『蜻蛉日記』(かげろうにっき)の作者ですね。
紫式部にも大きな影響を与えたと言われているのですよ。
『源氏物語』誕生を陰で支えたひとりといっても、言い過ぎではないと私は思います。
さて、第一回はどのような内容になるのでしょうか。
財前直見さんが出演の回は、こちらで詳しくご紹介します。
4月のテーマは「短歌は手紙」。
平安時代、短歌は自分の想いを恋しい人へ送る、まさに「手紙」だったのですよね。
俵万智 5月のNHK短歌!玉置玲央がゲスト!
第二回目のゲストは、玉置玲央さん。
「光る君へ」では、藤原道兼を演じています。
藤原道兼は、藤原兼家の次男で藤原道長の兄ですね。
ドラマの中では、まひろの母親の命を奪い、そのことを父である兼家に利用され、いいように使われていましたね。
いわゆる「汚れ役」で憎まれ役でした。
玉置玲央さんが出演した回はこちらで詳しくご紹介しています。俵万智さんが選んだ和歌も登場しますよ。
第二回のテーマは「家族」。
「光る君へ」の時代は、家がどれだけ力を持っているかが重要で、家族総出で「家」の存続のために、あれこれと策を練り、実行していくのです。
俵万智 6月のNHK短歌!凰稀かなめがゲスト!
第三回のゲストは、凰稀かなめさん。
「光る君へ」では、赤染衛門を演じました。
赤染衛門は藤原道長の妻となる倫子(ともこ)に仕えていた人ですね。
「光る君へ」では、倫子、まひろや姫たちに学問を教えるシーンが華やかでステキでしたね。
凛としていて、才色兼備。先生であり、しっかり者の姉のような存在に見えました。
その時代に、私が生まれていたら、あのお仲間に入ってみたかったですね。
凰稀かなめさんが出演したNHK短歌はこちらで詳しくご紹介しています。
第三回のテーマは「嫉妬」。
平安時代は、通い婚でしたので、夫が今日来るかどうかは、わかりません。
現代のように、電話やメールがあるわけではないので、連絡の手段がないので、来るまで待つしかないのです。
せつないですね。。
俵万智 6月NHK短歌 特別編!渡辺祐真がゲスト!
6月最終週は、「光る君へ」に登場する和歌を取り上げた特別編でした。
藤原道綱母 寧子や、藤原道隆の妻 貴子の歌。
そして、藤原道長がまひろに送った歌の数々の真相についても、語られています。
ドラマの中では、まひろとききょうは、その性格が対照的に描かれていますが、実際の紫式部と清少納言の文学には違いもあるのですよね。
紫式部は「あはれ」の文学。清少納言は「をかし」の文学。
という風に。
放送内容はこちらで詳しくご紹介しています。
大河ドラマでまだ紹介されていない和歌も登場しました。
これらが今後、ドラマで使われるとしたら、どんなシーンで使われるのか?
考えるだけで、ワクワクします!
俵万智 7月のNHK短歌!矢部太郎がゲスト!
第四回のゲストは、矢部太郎さん。
「光る君へ」では、乙丸を演じています。
乙丸はまひろに仕える従者。どんな時もまひろのそばで支えてくれています。
道長に文を届ける場面も印象的でした。
矢部太郎さんは、たくさんのイラストレーターとして活躍されていますが、「光る君へ」のイラストもたくさん描いているんです。
矢部太郎さんにとってのイラストと短歌には通ずるところがあります。こちらで詳しくご紹介していますよ。
第四回のテーマは「旅」。
平安時代は、簡単に旅ができる時代ではありませんでした。今のように交通網が発達していませんでしたからね。そんな時代を背景に、和歌の世界では「歌枕」という文化が発達していきました。
旅が身近になった現代でも、この文化を取り入れた歌づくりはできそうですし、自分の世界を広げてくれそうです。
俵万智 8月のNHK短歌!諌山恵実がゲスト!
第五回のゲストは、諌山恵実さん。
日本画家であり、「光る君へ」では衣装デザインを担当しています。
とっても、可愛らしく、また、華やかですよね。
まひろの衣装には「紫」を使ったり、ききょうの衣装には「濃い色」を使ったり。
衣装で、その人の個性を表現しています。衣装デザインに注目すると、「光る君へ」の楽しみがさらに深まりそうです。
第五回のテーマは「色」。
平安時代は、現代のように簡単に色を作ることができなかったため、色を纏うということは贅沢であり、貴族にとっての文化であり、また、楽しみでもあったのです。
8月の放送内容はこちらで詳しくご紹介しています。合わせてお読みくださいね。
第五回で紹介された歌は、中宮定子が最後に詠んだ歌は、
「よもすがら契しことを忘れずば恋ひむ涙の色ぞゆかしき」
歌の解説も上のリンク先でご紹介していますよ。
俵万智 9月のNHK短歌!根本知がゲスト!
第六回のゲストは、根本知さん。
書道家で、大河ドラマでは題字を書いていますね。
根本さんは、ドラマに出てくる書を書いたり、俳優さんに書道の指導をしています。
平安時代には、歌をやり取りすることはコミュニケーションツールとして、非常に重要な役割を果たしていました。それが、ひらがなの発展にも繋がっていたことを知り、私は驚きました。
漢字は中国から来たものですが、ひらがなは日本独自のものですね。その成り立ちについて考えたことはありませんでしたが、ある日突然、ひらがなができあがったのではなく、人の手でやり取りをしていくなかで、今の形が出来上がったのかと思うと、ロマンを感じてしまいます。
9月の放送内容は、こちらで詳しくご紹介していますよ。
書道家だけあって、スタジオで書をしたためるシーンもあり、見どころ満載の回となりました。
俵万智 10月のNHK短歌!冬野ユミがゲスト!
第七回のゲストは、冬野ユミさん。
大河ドラマで使われる、すべての音楽を作曲しています。
「クセつよ」と言われるその楽曲は、ドラマで効果的に用いられています。
シーンをそのまま表現するのではなく、見る人の創造力をかきたてるような音楽づくりをしているという冬野ユミさん。
ドラマを見る時には、音楽にも注目ですね。
10月の放送内容は、こちらで詳しくご紹介しています。
番組では、冬野ユミが詠んだ短歌も披露してくれました。
作曲と作歌には共通する部分がありましたよ。
NHK短歌 俵万智 放送日は?
俵万智さんが登場するのは、毎月第二週目の日曜日です。
2024年の放送予定です。
4月14日、5月12日、6月9日、7月14日、8月11日、9月8日、
10月13日、11月10日、12月8日、1月12日、2月9日、3月9日
放送時間は午前6:00~6:25
放送局は、NHK Eテレ
NHK短歌 俵万智 再放送はいつ?
再放送は、木曜日午後2:10~2:35
また、放送後は、NHKプラスで一週間見逃し配信をしています。
NHKプラスは登録をすれば、無料で様々なテレビ番組を視聴できます。
ぜひ、登録してみてくださいね。
俵万智さんはシングルマザーの歌人です。俵万智さんの家族についてはこちらでご紹介しています。
俵万智さんの短歌を読んだことがない方のために。まずはこちらからどうぞ。
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