三遊亭好楽の奥さんは?自宅は寄席?!子供と孫との物語もご紹介!

落語家

落語界の名物人、三遊亭好楽さん。笑点でお馴染みのピンク着物の紳士ですね。
そんな好楽さんの周りには、意外な秘話が詰まっているんです。
今回は、好楽さんを取り巻く家族や自宅にまつわる、あまり知られていない話をご紹介します。
奥様の意外な素顔、寄席に変身した自宅の驚きの真相、そして子や孫たちの近況まで。
落語通の方も、笑点ファンの方も、きっと「へえ〜」と唸る発見があるはずです。
では、好楽ファミリーの知られざる世界へ、ご案内しましょう!




三遊亭好楽の奥さんの人物像とエピソード

三遊亭好楽さんの奥さんの名前は、とみ子さん。
とみ子さんは芯の強さと優しさを兼ね備えた妻でした。

出典:週刊女性PRIME

とみ子さんは、三遊亭好楽さんより1つ年下で、1971年に35歳の三遊亭好楽さんと結婚しました。
性格は、率直で遠慮のない物言いをする人でした。

三遊亭好楽さんの奥さんは、家計のことでも

「生きたお金を使いなさい!」

と、好楽さんに厳しい指摘をするくらいのしっかり者だったんです。

この「生きたお金」というのは、単なる浪費ではなく、将来のために有効に使うべきお金のことを指していたんですね。
三遊亭好楽さん自身も「よく考えて判断した上で使うお金なんでしょうけどね」と振り返っています。

 

また、三遊亭好楽さんの奥さんである、とみ子さんの人柄は他の落語家からも高く評価されていました。
例えば、先代の三遊亭円楽さんともよく話をし、かわいがられていました。
とみ子さんの率直な性格と細やかな気遣いが、三遊亭好楽さんの芸能活動を陰から支える大きな力となっていました。

中でも印象的なのは、2013年のエピソード。とみ子さんの貯金で三遊亭好楽さんの夢だった自宅兼寄席を無借金で建てたんです。こちらについては詳しく後述します!

 

残念ながら、三遊亭好楽さんの奥さんのとみ子さんは2020年4月に72歳で亡くなりました
大腸がんと2年間闘っていましたが、家族以外には内緒にしていたんです。
最期まで周りのことを考えていたとみ子さんの思いやりの心が伝わってきます。

 

三遊亭好楽さんは「徹子の部屋」で、とみ子さんとの思い出を語っていました。

今年で50周年の金婚式だった。それが49年で亡くなっちゃったから、凄く寂しかった

(引用:徹子の部屋)

と。
でも、亡くなった後も不思議ととみ子さんの存在を感じることがあるそうです。

 

私は、とみ子さんのような奥さんがいたからこそ、三遊亭好楽さんは落語家として大成できたんじゃないかと思います。とみ子さんの存在は、三遊亭好楽さんの人生にとってかけがえのないものだったんでしょうね。

 

実は私(筆者)自身、「この身近な人」との関係が全然うまくいっておらず、
三遊亭好楽さんととみ子さんのことを調べながら色々考えちゃいました。
こんなにも長年連れ添えた2人はすごいし、本当にお互いを尊敬しあえる関係だったんだなとよく分かりました。でも人生、その関係性を見つけ、維持することがほんとうに難しいんですよねぇ、、、ため息…(笑)


三遊亭好楽の自宅は寄席って?

みなさん、「自宅が寄席」って聞いたことありますか?
実は、三遊亭好楽さんの自宅がまさにそうなんです。
三遊亭好楽さんの自宅は、東京都台東区池之端にある3階建ての住宅です。
ここまでは普通の家のようですが、その1階部分がなんと寄席になっているんです!
好楽さんの寄席について以下にまとめました。

 

寄席の名前:「池之端しのぶ亭」

所在地:東京都台東区池之端

オープン日:2013年1月

収容人数:最大35人

公式サイト:なし

 

寄席の名前の由来は、「池之端」が所在地から、「しのぶ」は好楽さんの本名である家入信夫(いえいり のぶお)さんと、近くの不忍通りにちなんでいるとかいないとか。

 

収容人数は、コロナ禍以降は20人までに減りましたが、この小規模な空間だからこそ、演者と観客の距離が近く、生の声で落語を楽しめる魅力があるんです。
座席はフローリングに座布団を敷いた形式で、まるで江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気を味わえます。

 

面白いのは、この寄席の運営方法です。公式サイトがないんです。
じゃあ、どうやって公演情報を知るのか?
それが、出演者のSNSをチェックするしかないんです。
お目当ての落語家のTwitterをフォローして、ドキドキしながら情報を待つ…
なんだかそれはそれでワクワクしませんか?
私は、この古典的な芸能と現代のSNSの融合が、とても新鮮で魅力的だと感じました。
まるで宝探しのような楽しさがあります。

 

三遊亭好楽さんが自宅を寄席にしたのは、若手落語家の育成と自身の高座のためでした。
落語界への恩返しの気持ちと、師匠である五代目三遊亭圓楽さんが作った寄席「若竹」からの影響が、この独特な寄席を生み出したんです。
ここでは、落語協会や落語芸術協会に所属する落語家に限らず、誰でも高座に上がれるんです。
時には、笑福亭鶴瓶さんなどの大物落語家が登場することも!

 

この「池之端しのぶ亭」、前述したとおり実は三遊亭好楽さんの奥さん、とみ子さんの貯金で建てられたんです。
しかも無借金で!とみ子さんが現金で払ったんです!!
とみ子さんは元銀行員で、家計管理が非常に上手だったんです。
好楽さんは「うちの母ちゃん、銀行員だったことがあって。うまく貯めてたんですね」と語っています。

 

好楽さん自身は、もらったギャラをすぐに使い切ってしまう性格だったそうで、
「私の貯金額はほとんどないんですよ」とも述べています。
好楽さんはとみ子さんへの感謝の気持ちを込めて

全て彼女に作られた好楽なんです

(引用:徹子の部屋)

と語っています。
この言葉からも、妻への深い深い感謝の念が伝わってきますね。

 

「池之端しのぶ亭」は、三遊亭好楽さんの落語への愛が詰まった特別な場所です。
若手落語家の育成の場でもあり、三遊亭好楽さん自身の活動拠点でもある。
そんな場所を夫婦ふたりで作り上げたって、とっても素敵じゃないですか?


三遊亭好楽の子供は何人?親子関係は?

三遊亭好楽さんには3人の子供がいます。
長女、次女、そして長男です。
それぞれが個性豊かに活躍し、家族の絆も大切にしています。

まずは長女さんについてお話ししましょう。

名前:非公開
年齢:50代前半
職業:三遊亭王楽さんと好楽門下のマネージャー
特徴:家族の芸能活動を支える重要な役割を担っている

 

次に次女さんです。

名前:家入次子(いえいりつぎこ)さん
年齢:40代後半から50代前半
職業:たい焼き屋「甘味処 ひなの郷」経営
特徴:小豆に豆乳クリームと白玉を入れた「子宝 鯛焼」や、エビチリとチーズを入れた「鬼っこ 鯛焼」など、ユニークなたい焼きを7種類提供

 

最後に長男さんです。

本名:家入一夫(いえいりかずお)
芸名:三遊亭王楽(さんゆうていおうらく)
年齢:40代前半から中盤
職業:落語家
特徴:父親の三遊亭好楽さんではなく、好楽さんの師匠である五代目三遊亭圓楽さんに入門。
親子でありながら兄弟弟子という珍しい関係。父親のことを「兄さん」と呼べる立場にある。

 

三遊亭好楽さんと子供たちはそれぞれが自分の道を追求しています。
ただ家族としての絆も深く、2023年12月に開催された「ボクらの好楽ちゃん祭り」では、三遊亭好楽さん、王楽さん、そして王楽さんの息子2人(つまり好楽さんの孫)が親子3代で共演しているんです!?すごすぎません?!
次は、その孫たちについてもっと詳しくお話ししましょう。


三遊亭好楽の孫は落語家?

先ほど少し触れましたが、三遊亭好楽さんの孫たちが驚くほど早くから落語の世界に足を踏み入れているんです。もう少し詳しく見ていきましょう。

出典:スポニチ

好楽さんには2人の男の子の孫がいます。基本情報をまとめてみました:

  • 長男:家入理史(いえいり さとし)君
    • 2024年7月現在:11歳か12歳ぐらい
    • 落語デビュー時:8歳(2021年6月)
    • デビュー演目:「平林」
    • 将来の夢:落語家になりたい

 

  • 次男:家入康至(いえいり こうじ)君
    • 2024年7月現在:9歳か10歳ぐらい
    • 落語デビュー時:5歳(2021年6月)
    • デビュー演目:「草刈った」
    • 以前の将来の夢:戦国武将になりたい

 

この2人が落語デビューしたのが2021年6月のこと。
父親である三遊亭王楽さんの芸歴20周年記念独演会でした。
小さな体で高座に上がる姿、想像するだけでも愛らしいですよね。

 

その後も2人は精力的に活動しています。
先ほど触れた2023年12月の「ボクらの好楽ちゃん祭り」では、三遊亭好楽さんの喜寿を祝って親子3代で共演しました。
理史君は「つる」、康至君は「味噌豆」を披露したそうです。
三遊亭好楽さん、王楽さん、そして孫たちによる親子3代での共演。
これって、落語界でも珍しいことなんじゃないでしょうか。

 

ふと、中島みゆきさんの「糸」という歌の一節が私の頭に浮かびました。
「縦の糸はあなた、横の糸は私」
この歌詞は男女の出会いを歌っていますが、この歌にもし2番があるなら、
それは出会いから始まったその家族の姿を歌うのだろうと思いました。
まさに三遊亭好楽さん一家はそれぞれが縦糸と横糸になって、美しい家族という織物を紡いでいるようです。家族ができ、子どもたちが健康に育ち、自分の道を追求し、自分の色を見つけようとしている。そして今や、孫たちまでもが新たな糸となって、この織物に加わっているんです。
その個性豊かな糸が絡み合って、かけがえのない家族の絵模様を描いている。胸熱です!


三遊亭好楽とその家族のまとめ

三遊亭好楽さんとその家族について、主なポイントです。

  • 好楽さんには3人の子供がいる:長女、次女、長男(三遊亭王楽)
  • 長女:好楽さんと王楽さんのマネージャーとして活躍
  • 次女:たい焼き屋「甘味処 ひなの郷」を経営
  • 長男(三遊亭王楽):父と同じく落語家として活動
  • 王楽さんは好楽さんの兄弟弟子という珍しい関係
  • 好楽さんの自宅1階は「池之端しのぶ亭」という寄席になっている
  • 家族で協力して寄席を運営し、若手落語家の育成にも貢献
  • 孫2人(理史君、康至君)も幼くして落語デビュー
  • 2021年6月に孫2人が落語デビュー、2023年12月には親子三代で高座に上がるイベントを開催
  • 三世代にわたる落語家一家として、伝統芸能の継承を体現

 

この記事を書きながら、私自身も家族との関係を見つめ直すきっかけをもらった気がします。
みなさんも、好楽さん一家の話をヒントに、ご自身の家族との時間を大切にしてみてはいかがでしょうか。
好楽さん一家の話を聞いていたら、急に実家が恋しくなっちゃいました。今年は実家に帰ろうかな。
「甘味処 ひなの郷」のたい焼きは遠くて買いに行けないけど、地元の生協のたい焼きでも買って、
家族みんなでわいわい食べたいです。家族との時間って大切だって、改めて思い出しました。

 

同じ門下の三遊亭小遊三さんについては、こちらで詳しくご紹介しています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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