伊勢ケ濱部屋の熱海富士（あたみふじ）は、わずか新入幕から１年での、２０２３年の9月場所と11月場所に、二場所連続で優勝争いをし、その強さに注目が集まっています。
そんな大注目の若手力士、熱海富士の学歴、出身中学や高校はどこなのでしょうか？
また、相撲の受賞歴など、これまでの経歴をまとめてみました。
熱海富士の学歴 出身中学はどこ？
熱海富士の出身中学は、熱海市立熱海中学校です。
【#熱海富士 1日でごはん〇合⁉】
わんぱく相撲から
相撲を始めた熱海富士が
静岡県大会に登場！質問コーナーでは
どよめきが起こる一幕もありましたhttps://t.co/MXZC69Phiz pic.twitter.com/Tt6owYRzlF— NHK静岡放送局 (@nhk_shizuoka_) June 12, 2024
熱海富士の中学時代の出来事や成績についてまとめました。
・日本大学三島中学校に進学し、柔道部に所属
・中学2年生からは、相撲の稽古に専念するため、熱海市立熱海中学校に転校
・中学2年生の時に、中学校総合体育大会相撲競技で個人7位、静岡県中学校相撲選手権大会で5位
・中学3年生の時に、東海中学校総合体育大会相撲競技で、個人で優勝、全国中学校選手権で、個人5位
全国区でも熱海富士の相撲の実力がメキメキと上がってきていました。
母親の奈緒さんの話によると、中学校時代の熱海富士は、
・毎食4合近くの米
・牛乳を1リットル
これだけの量をたべていたそう。
「食事前にお腹を膨らませるため、豆腐１丁を食べさせても、全然食欲が落ちない。着る服もサイズがどんどん大きくなるから、季節ごとに買い替えました」
（引用：日刊スポーツ）
このように、お母さまは話されていました。
力士は大食いの人が多いですね。
「食事も稽古のうち」と表現されますが、熱海富士も沢山食べることでしっかりと大きな体をつくることができていますね。
熱海富士は、小学生の頃からすでに、体格も大柄でした。相撲の稽古に本格的に取組み始めてからは、努力が実を結び、実力がどんどん身に付いていったのでしょう。
熱海中学で美術を教えていた吉留一将教諭は、熱海富士のことを次のように話しています。
熱海富士は友だちや教員から「さくちゃん」と呼ばれ、親しまれ、クラスのムードメーカー的な存在だった。友達が自然と集まり、「冗談でからかわれても、余裕があって懐が深い感じだった。クラスを和やかにしてくれた。
（引用：中日新聞）
とっつきやすく、親しみやすい熱海富士は、学生時代からすでに多くの人に好かれる人柄であったと伺えます。
穏やかで懐が深く、まさに大物感が漂っている熱海富士ですね。
熱海富士が相撲を始めたきっかけは？
熱海富士が相撲を始めたきっかけは、わんぱく相撲の大会で優勝したことでした。
熱海富士少年は、熱海市立第二小学校の時には、野球と柔道に打ち込んでいました。
その熱海富士少年が相撲に出会ったのは、小学校5年生の時でした。
小学5年生の時に出場した、わんぱく相撲の地区大会で優勝したのです！
このことをきっかけに、熱海富士少年は相撲に魅せられていったのですね。
そして、小学6年生の時に、三島相撲クラブで、本格的に相撲を始めたのです。
相撲の経験がない中で、大会に出場して、優勝までしてしまうとは！
熱海富士は、強烈な成功体験をすることができたのですね。
「相撲で勝てる！」という感覚が、熱海富士少年の頭に、そして体に刻まれた出来事といえますね。
小学生の時から、体がとても大きかった熱海富士は、相撲をする上で、体格的に恵まれていたことは確かです。
柔道ではなく、相撲の道を選んだことで、熱海富士は、活躍の場を得たということがいえますね。
熱海富士の出身高校はどこ？入学のきっかけは？
熱海富士の出身高校は、沼津市にある飛龍高校（ひりゅうこうこう）です。
熱海富士は、母子家庭で育ち、早く母親を楽にしてあげたいという理由から、当初は中学卒業後に相撲部屋入門を考えていました。
しかし、母親の武井奈緒（たけい なお）さんは、
と高校への進学を望んで、熱海富士と話をしました。
飛龍高校には、熱海富士が中学時代から練習に参加していたこともあり、声をかけてもらったことがきっかけで、特待生として入学することになります。
飛龍高校は、相撲の名門で、同部屋の兄弟子である翠富士や、熱海富士の妹で相撲をしている武井陽奈さんの出身高校でもあります。
熱海富士は体も相当大きかったですし、実力も伴い、高校時代は活躍しました。
・高校1年生の時から、相撲部のレギュラーに
・高校2年生の時に、国体の少年男子団体4位
・高校３年生の時、２０２０年は、インターハイでの優勝も期待されていましたが、当時、社会問題となった感染症が流行していたため、残念なことに大会は中止に。
この年は、感染症の影響で、軒並み大会が中止になり、試合のできない1年となりました。
熱海富士は、インターハイ優勝を目標に稽古に励んでいたので、相当心苦しい思いをしたことでしょう。
そんな中でも、熱海富士は、関取になるという明確な目標を持っており、体づくりにも励んでいた結果、高校の3年間で、体重が１３０㎏から１７０㎏にまで増えていきました。
様々な苦労も多い熱海富士ですが、コツコツと夢や目標に向けて、自分ができることを頑張っており、とても素敵な力士ですね。
熱海富士の経歴がすごすぎる！スピード出世について解説！
熱海富士には、これまでどんな経歴があるのでしょうか？
気合が入っているように見えた熱海富士関📸 pic.twitter.com/rI4Akb2wF4
— 福来魚🐟（ふくらぎ） (@agemasuyoo) September 21, 2023
熱海富士が、相撲を始めたのは、小学校６年生の12歳の時です。
それまで野球と柔道をしていましたが、わんぱく相撲で優勝したことをきっかけに、相撲の魅力にとりつかれ、三島相撲クラブに入ります。
この時の指導者が、高校時代に下宿しアルバイトまでしていた食堂の店主である、杉山信二さんです。
熱海富士が相撲を始めた時から指導し、高校でも私生活を支えていた恩師です。
その後の経歴をまとめました。
・２０２０年の１８歳の時：現在の横綱、照ノ富士も所属する伊勢ケ濱部屋に入門。
入門のきっかけは、飛龍高校に伊勢ケ濱親方が来て、スカウトをされ、部屋の見学に行ったことが決め手となりました。
・初土俵は、２０２０年１１月場所です。（１８歳）
まだ熱海富士は、高校在学中でしたが、前相撲にて相撲界デビューをしました。
よく高校卒業後に、部屋に入門、初土俵という流れはよくありますが、まだ学生でしかも高校生での相撲界デビューは、とても珍しいですね。
・デビューの翌場所である２０２１年1月場所で、６勝1敗で序の口優勝
・その翌場所である２０２１年3月場所で、７勝０敗で序二段優勝
相撲界デビューをして間もない時期に、2場所続けての各段優勝を果たしおり、高校生ながら、熱海富士の強さが伺えますね。
・幕下昇進は、２０２１年7月場所です。（１８歳）
序ノ口から幕下まで、全て勝ち越しという好成績で、順調に番付を上げていきます。
・新十両は、２０２２年３月場所です。（１９歳）
この場所では、７勝８敗と負け越しますが、初の十両で、大健闘をしています。
この時、熱海富士は19歳。
19歳で関取になるとは、スゴイですね！
なんと初土俵から、7場所で関取になっているのです！
高校卒業から、相撲界に入って、ものすごいスピードで成長しているのが、びっくりするほどです。
・新入幕は、２０２２年１１月場所です。（２０歳）
初土俵からわずか12場所での入幕は、一年に6場所、本場所を行うことが決まった１９５８年以降では、小錦（小錦）、朝青龍（あさしょうりゅう）と並ぶ８位タイのスピード出世なんです！
熱海富士のすごさが伺えますね！
この場所では、４勝１１敗と負け越してしまいました。幕内の壁は厚い、ということですね。
熱海富士、本人も相当悔しい思いをしたに違いありません。
・優勝経験は、
２０２１年1月場所で、序の口優勝1回
２０２１年3月場所で、序二段優勝1回
２０２３年７月場所で、十両優勝1回
同じ伊勢ケ濱部屋に横綱の照ノ富士がおり、「一緒に優勝しような」と声をかけてもらったと、熱海富士は嬉しそうに話していました。
横綱も熱海富士を気にかけて、可愛がっており、稽古をつけてもらったり、アドバイスももらえるので、熱海富士など、若手力士にとっては、とても恵まれた環境でもあることが伺えます。
ちなみに、熱海富士は、優勝は逃していますが、幕内では優勝争いを2場所連続で経験しています。
・受賞賞は、敢闘賞が2回
２０２３年９月場所、１１勝４敗
幕内2場所目）で、千秋楽まで優勝争いの先頭に立ち、大関の貴景勝と優勝決定戦まで行う大健闘でした。そこを評価され、自身初めての3賞を受賞しました。
２０２３年１１月場所、１１勝４敗
大関の豊昇龍に勝ちました。千秋楽では大関の霧島と優勝争いをし、2場所連続で敢闘賞を受賞しました。
・最高位は、前頭筆頭です。
順調に、番付をあげて、力をつけていることがわかりますね。
三役になるのも時間の問題ではないでしょうか。
優勝も期待してしまいます！
怪我だけは、気をつけてもらいたいですね。しっかり稽古をしていても、怪我を避けられないことがありますので、本当に気をつけてほしいです。
これからの熱海富士の活躍を心から応援しています！
熱海富士の学歴、出身校や経歴のまとめ
・熱海富士の学歴は、高卒です。
・熱海富士の出身中学は、熱海市立熱海中学校です。
・熱海富士の出身高校は、飛龍高校です。
・熱海富士の経歴は、高校在学中に相撲界デビューしています。
・熱海富士は、初土俵から僅か13場所目で幕の内力士となりました。
・熱海富士は、各段優勝を3回、幕内でも千秋楽までの優勝争いを2回経験している、大変実力のある力士です。
熱海富士の学歴・出身中学と高校のエピソード、これまでの経歴についてまとめました。
熱海富士は、２０２４年5月場所では、前頭筆頭の番付で７勝８敗と惜しくも負け越しとなり、目標にしている三役昇進は、７月場所以降に持ち越しとなっています。
ですが、三役目前の番付までどんどんと実力を上げてきている熱海富士ですので、今年中に三役になり、夢の大関・横綱へと駆け上がってほしいです。
熱海富士は、「相撲界の大谷翔平」とも言われているので、今後の大活躍に期待したいですね。
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