飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している尊富士。
「尊富士」の読み方は、「たけるふじ」です。
なんだか尊い四股名ですね。
相撲ファンはもちろん、普段、相撲を観ない人も「尊(たける)富士」という名前を覚えた!という人も多いのではないでしょうか。
大谷翔平に並んで、今、スポーツ界で最も注目されているアスリートのひとり「尊富士」。
新星の力士だけに、その素顔が気になりますよね。
尊富士の学歴(出身高校、出身大学)、力士情報やプロフィール、これまでの経歴などをどこよりもわかりやすくお伝えしています。
知れば知るほど、きっと尊富士のことを応援したくなりますよ。
尊富士の学歴は?出身高校はどこ?大学は?
尊富士の学歴は、鳥取城北高等学校卒業、日本大学卒業です。
詳しくご紹介しましょう。
出身高校は、鳥取城北高等学校
鳥取城北高校の相撲部はとても強く、全国大会出場の常連校です。
埼玉栄高校同様、たくさんの力士を育てているのです。
鳥取城北高校相撲部出身で角界で活躍している力士、活躍していた力士をご紹介しますね。
引退力士
・逸ノ城・石浦・琴光喜・貴ノ岩・北青鵬など
現役力士
・照ノ富士・伯桜鵬・美ノ海・水戸龍・貴健斗など
有名な力士がたくさんいますね。
「強い」イメージの力士が多いですね。
出身大学は、日本大学法学部政治経済学科
日本大学相撲部もまた、強いことで有名です。
全国学生相撲選手権大会で30回も優勝しているのです。
これは歴代最多の優勝回数!
どれだけ強いのかがわかりますね。
日本大学出身で角界で活躍している力士もたくさんいます。
・輪島(横綱)
・琴光喜(大関)
・栃司(関脇)
・両国(小結)
・智ノ花(小結)
・舞の海(小結)
・高見盛(小結)
・常幸龍(小結)
・遠藤(小結)
・翔猿(小結)
役力士だけでもこんなにいるのですね~
そして、日大相撲部といえば、田中英壽(たなかひでとし)元理事長ですよね。
アマチュア相撲の横綱であり、日大相撲部を団体7連覇に導いた敏腕指導者でした。
多くの力士を育てていて、NHK大相撲中継の解説者である、舞の海秀平さんも、田中英壽さんに指導を受けたひとりでした。
尊富士は、相撲の技術を磨く上で、最高の環境に身をおいていたのですね。
尊富士(たけるふじ)の力士情報やプロフィールは?
尊富士は青森県出身です。多くの力士を輩出しているつがる地方の出身なんです。
尊富士のプロフィールを詳しくご紹介しましょう。
四股名:尊富士(たけるふじ)
力士名:尊富士弥輝也(たけるふじ みきや)
生年月日:1999年4月9日
年齢:24歳(2024年3月現在)
出身地:青森県五所川原市
身長:184センチ
体重:143キロ
所属部屋:伊勢ケ濱部屋
初土俵:2022年9月場所
大相撲における平均身長は約186センチ、平均体重は161キロですので、尊富士は平均より小さめの体型なのがわかります。
ただ、尊富士は筋トレが好きで、ベンチプレスは220kgをあげるほど。
体つきは筋肉質でしっかりしてますよね。
盛り上がった僧帽筋(肩の上に付いてる筋肉)には惚れ惚れしてしまいます。
尊富士の僧帽筋はヴァンダレイシウバくらいヤバい pic.twitter.com/7qUyLGs8qi
— お手てつないで (@otetetsunaide) March 20, 2024
この筋肉が、体を鍛えた幕内力士にも当たり負けしない強さだと私は思っています!
尊富士の僧帽筋にぜひ注目してみてくださいね。
尊富士(たけるふじ)の経歴は?
尊富士は保育園児の頃から相撲に親しんできました。
ずっと相撲を続けてきた尊富士ですが、怪我に泣かされた時期もありました。
尊富士の子供時代から現在までどのような相撲人生を歩んできたのか、その経歴をご紹介しますね。
子供時代
祖父に連れられて、保育園児の時から相撲を始めた尊富士。
ずいぶん小さい頃から始めたのですね。
それもそのはず、尊富士の祖父は「草相撲」が強かった人なのです。
草相撲って、あまり聞かないですね。
草野球なら知ってるけど。
「草相撲」というのは、素人が行う相撲のことで、尊富士の祖父は、素人の中で相撲が強かった人なのです。
保育園児の頃から相撲を始めた尊富士ですが、その時から相撲が好きだったわけではなく、稽古の帰り道に祖父が買ってくれる「唐揚げ」が楽しみで稽古に通っていた、という、なんとも子供らしい理由があったのです。
鶏肉はタンパク質豊富ですから、この頃から体づくりができ始めていた、とも言えますね。
・小学4年生の時に、わんぱく相撲全国大会個人ベスト8 団体優勝
・小学5年生の時に、わんぱく相撲全国大会個人3位
・中学1年生の時に地元(五所川原市)を離れ、つがる市立木造中学校に進学、つがる相撲クラブ(現在のつがる旭富士ジュニアクラブ)で相撲の稽古に励む
・中学3年生の時、全国都道府県中学生大会 個人3位 全国中学校相撲選手権大会(通称 全中)個人ベスト8 白鵬杯団体優勝と個人3位
学生時代(鳥取城北高等学校~日本大学)
・高校1年生の時 高校相撲金沢大会で個人ベスト8
・高校2年生の時、高校相撲金沢大会で左膝前十字靭帯を断裂
・高校3年生の時、全国高校総体個人3位 選抜高校相撲宇佐大会個人3位
・高校3年生の秋、国体個人準決勝で、現在の王鵬と対戦し、負けた時に左膝を怪我
・日本大学相撲部に入部後、全日本大学選抜金沢大会で準優勝 全国学生体重別大会135キロ未満級準優勝 全国学生選手権団体優勝
・大学3年生の時に、全国学生選手権団体優勝
・大学4年生の時に、全国学生相撲個人体重別選手権大会無差別級ベスト16
角界入り後
9代伊勢ケ浜親方(旭富士)は尊富士と同じ青森県の出身です。
尊富士が中学生の頃に通っていた、「つがる旭富士ジュニアクラブ」は伊勢ケ濱部屋の夏合宿の場所だったこともあり、尊富士は伊勢ケ浜親方や照ノ富士と中学校時代から面識がありました。
尊富士は中学生の頃から、照ノ富士に声をかけてもらっていたのです。
すごい環境ですよね。
角界で活躍している力士と間近で接することができるなんて。
相撲部屋にしてみたら、子供のうちから未来の力士を育てて、関取候補に入門してもらいたい、という願望があるのかもしれません。
尊富士が伊勢ケ浜部屋に入門することを決めたのは、子供の頃から近くにあった相撲部屋だった、だけでなく、序二段に陥落し、そこから復活した照ノ富士がいること、そして、強い力士がたくさんいて自分も強くなれる!そんな環境があること、それが理由でした。
事実、2024年3月場所の取組を見ていても、大きな力士相手に堂々と、真正面からあたっていますよね。
これは、日々の積み重ねの賜物だと私は確信しています!
角界入りしてからは、
・2022年11月場所 序ノ口優勝
・2023年1月場所 序二段優勝
・2024年1月場所 十両優勝
と優勝を重ねていることはもちろん、負け越したことはないのです。
尊富士は数々の記録を作っています。
・初土俵から9場所での新入幕は、史上最速タイのスピード出世(常幸龍と並ぶ記録)
・新十両から1場所で新入幕するのは史上7人目
・新入幕力士の中日勝ち越しは2011年5月場所の魁聖以来
・新入幕力士が優勝争い、単独首位は史上初
・元横綱 大鵬以来64年ぶりの新入幕力士としての初日からの11連勝
・110年ぶりの新入幕力士による優勝の(1914年(大正3年)5月場所で優勝した元関脇 両國以来)
・所要9場所での史上最速優勝
どんな記録が作られていくのか楽しみで仕方ありません!
心臓が強い。横綱と稽古してるから顔負けしない。
(引用:日刊スポーツ)
と八角理事長も評価するほど。
場所は長いですよ。早く終わって欲しいな。緊張もプレッシャーも全くないけど楽しくはないです。
(引用:日刊スポーツ)
と尊富士は、飄々と話していますが、一日一番に望む姿勢は今場所、誰よりも強いですね。
ケガをしない体づくりが大事。部屋には横綱を始め、強い兄弟子たちがいるので、食らいついて、さらに高みを目指せるよう、稽古に集中したい。
(引用:相撲3月号)
と3月場所が始まる前に語っていた尊富士。
日頃の稽古の成果を存分に発揮できるというのも、尊富士の精神面の強さを物語っているように私は思います。
尊富士「記録よりも記憶に残る力士になりたい」
惚れた pic.twitter.com/GxveYnsEEo
— すけさん (@SUKESAN97531) March 20, 2024
尊富士の学歴(高校、大学)と力士情報、経歴のまとめ
・尊富士は鳥取城北高校出身
・尊富士は日本大学相撲部出身
・尊富士は伊勢ケ浜親方と同郷の青森県出身
・尊富士は、2024年3月場所 新入幕で優勝。110年ぶりの記録
・尊富士は、2024年3月場所 入門から9場所での優勝は史上最速記録
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