炎鵬(えんほう)は小兵力士として有名ですね。
端正な顔立ちは多くの女性の視線を釘付けにしています。
小さい体ながら、前頭4枚目まで番付をあげたこともある炎鵬ですが、2023年に大きな怪我を負ってしまいました。
この記事では、炎鵬の怪我(脊髄損傷)について、炎鵬がいつ復活したのか、について紹介しています。
どうぞ最後までお読みくださいね。
炎鵬は脊髄損傷だった!原因は?
炎鵬は、2023年夏場所(5月開催)の10日目から休場しました。
その時の診断名は「頚部椎間板ヘルニアにより三か月の加療を要する」というものでした。
これはのちに、脊髄損傷だったと訂正されています。
原因は、持病の首痛。
持病が悪化して、脊髄損傷に至ったということですね。
いつ、どの取組が原因だったかまでは、わかっていませんが、相撲は、大きな力で首からあたりますから、なんらかの大きな力が加わって、脊髄を傷つけてしまったということなのでしょう。
二週間の入院中は、体を動かすことはできず、ただ、ベッドに横になることしかできなかったと言います。
医師からは手術を進められ、相撲も諦めるように言われました。
兄弟子である、元横綱 白鵬からも「今までよく頑張った」と言われます。
でも、そこで負けないのが炎鵬なんです!
「無理なことはない、大丈夫」
と、無理と言われると心に火が付くタイプの炎鵬。
手術をすれば相撲は諦めなければなりません。手術以外の方法がないか、いくつも病院を回り、やっとたどり着いたのは、伝説のトレーナー、佐藤義人トレーナーとの出会いでした。
ラグビー日本代表として活躍していた、堀江翔太選手も、手術をせずに首の怪我から復活。
4大会連続で、ラグビーワールドカップに日本代表として出場しました。その堀江選手からも、厚い信頼を得ているこのトレーナーの施術によって、炎鵬は再起を目指せることになったのです。
手で紐を結んだり、ペンで字を書いたり、というリハビリから始まり、相撲をとるには程遠い状態でした。
それでも、炎鵬はあきらめず、リハビリを重ね、9月ごろには稽古を始めます。
その炎鵬をみた周囲は「無理だ!」と口々にいいます。
体の小さい炎鵬は、入門以来、「無理だ!」と否定的なことを言われ続けてきて、つまり、炎鵬にとって、否定的な言葉は、自分を励ます原動力だったのです。
なんというメンタルの強さでしょうか。
だからこそ、小さい体で、前頭4枚目まで上り詰めたのです。
炎鵬は今。ついに復活!
炎鵬は、2023年5月場所の途中休場から長く休場していていましたが、ついに、2024年名古屋場所(7月開催)より復帰を果たしました。
2024年1月1日に起きた能登半島地震。
石川県出身の炎鵬は、土俵上から地元にエールを送りたい、とギリギリまで出場の機会を伺っていました。
それでも、復帰を見送ったのには理由があります。
中途半端に復帰して、ただ復帰できましたでは終わりたくない。きつい時もあるけど、けがをして以降、気持ちが落ちた日は一日もない。前より強くなって戻る。楽しみにしていてください。
(引用:スポーツ報知)
100%になるまでは出ない。99%まで回復しても、その1%が怖いので。
自分の中で”もう大丈夫、何の怖さも不安もない”ってぐらいになったら出る。
(引用:スポニチ)
このように話していて、炎鵬の相撲復帰に対する強い覚悟が感じ取れます。
2024年名古屋場所での炎鵬の番付は、序ノ口13枚目。
炎鵬は、もう後がない状況に置かれていました。
もう、本当にギリギリからの復帰だったのです。
序ノ口の取組は、TVerで放送されていましたので、私は画面越しに応援しました。
同じ心境の相撲ファンもたくさんいて、序ノ口の取組にも関わらず、炎鵬を応援する人が会場にたくさんいましたね。関取しか売られていない、四股名の入った応援タオルを掲げて応援している人もたくさんいましたね。
炎鵬関、気持ちが本当に強い!!
医師からははっきり、宮城野親方からもそれとなく、引退を勧められても、
「不安も怖さもなく、絶対に土俵に戻るという思いしかなかった」と。どうか新たに怪我をすることなく、力を出し切ってほしい。(神様お願い) #sumohttps://t.co/R0P8NTUuba #sumo
— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) December 1, 2023
復活の2024年7月開催の名古屋場所では、6勝1敗の好成績でしたね。
序ノ口13枚目という番付に対して、炎鵬は、
と前向きだったのも印象的でした。
関取経験者で、序ノ口まで番付を下げた力士はいません。
照ノ富士も宇良も序二段から復活したのでしたね。
炎鵬が、ここから、関取へ、そして、幕内へ復活すれば、史上初めての快挙を成し遂げることになります。
記録更新は気になることろですが、それよりも、炎鵬がもう一度、幕内で活躍するところを見たい!というのが私の正直な気持ちです。
「記録よりも記憶に残る相撲をとりたい」と言った尊富士の言葉は多くの人の心に残っていますが、実は、尊富士よりもずっと前に、炎鵬は同じことを雑誌のインタビューで言っています。
将来の夢を問われて炎鵬は
記憶に残る力士になりたい。小兵といえば炎鵬、というような。
(引用:女性自身 2020年1月18日付)
もう、すでに十分記憶に残っていますよ。
いえ、炎鵬にはまだまだやりたいことがあるのです。
それは、幕内復帰。
序ノ口に陥落して幕内に復帰した力士はまだひとりもいません。
完全復活をめざして、私もますます応援に力が入ります!
炎鵬、脊髄損傷の原因と今のまとめ
・炎鵬は、2023年5月頚部椎間板ヘルニアにより途中休場
・炎鵬は、2024年名古屋場所(7月開催)より土俵に復帰
・炎鵬は、序ノ口13枚目からの再出発
炎鵬はルックスの良さと、技術の高さでとても人気のある力士でした。
怪我により長く休場することにはなりましたが、治療とリハビリの甲斐があり、土俵に復帰してくれました。どれだけのファンが待ち望んだことでしょう。
相撲勘を取り戻すには、まだ時間はかかるかもしれませんが、炎鵬なら、持ち前の精神力とガッツで必ず関取復帰、幕内復帰してくれると私は信じています。
炎鵬が結婚しているのかどうか、プライベートが気になりますよね。こちらで詳しくご紹介していますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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