狼雅の両親はロシア?高校や経歴も気になる!

平幕力士

二子山部屋(ふたごやまべや)の狼雅(ろうが)は、2023年11月場所で新入幕をした、これからが楽しみな力士です。

四股名にちなんだ、狼(おおかみ)の化粧まわしがかっこいいとも話題です。

 

そんな狼雅の両親はどんな人なのでしょうか?

出身はロシアですが、ロシア人なのか、高校やこれまでの経歴について、まとめましたので、ご紹介します。




狼雅の両親はどんな人?

狼雅の両親は、父親がモンゴル人で、母親がロシア人です。

母親は、教員で、なんと祖母は中学校の校長でした。狼雅は、親族に教職員が多い環境で育ったのですね。

狼雅の中学校のクラスの担任は、母親でしたので、きっと周りの子たちよりも厳しく教育を受けていたことでしょう。
教員は、自分の子どもに対しても教育熱心な人が多い印象を私は持っています。きっと、狼雅は幼少期から家庭でも、祖母や母親から勉強のサポートをしていたことが伺えます。

 

狼雅の父親の職業について、詳細は分かりませんでした。
父親の出身のモンゴルでは、モンゴル相撲が活発で、父親も憧れていたといいます。
結果的に、狼雅が相撲に出会うのも父親の助言があったり、勧められてのことでした。
もしかしたら、狼雅の父親は、自身がモンゴル相撲や相撲の力士となる夢を持っていたのかもしれない、と私は想像しています。


狼雅とロシアの関係は?

狼雅はロシア出身で、正確には、ロシア連邦の一部のトゥバ共和国の出身です。

父親はモンゴル人で、母親はロシア人なので、狼雅はハーフですね。

トゥバ共和国は、モンゴルに隣接している位置にあり、狼雅は14歳まではトゥバ共和国の首都で育ちます。
狼雅は、ロシアに住んでいた頃は、レスリング、柔道など様々なスポーツをしていて、どれも才能があり、将来はレスリングでオリンピックに出ることが夢でした。
そして、ロシアで警察官になろうと思っていました。

 

14歳の頃、狼雅は父親の住むモンゴルへ移住し、その際に父親の希望で国籍を父と同じモンゴルに変更しました。

 

現在、ロシアでは警察官も徴兵されているので、もし狼雅がモンゴルに国籍を変えていなかったら…相撲に出会って日本に来ていなかったら…ロシアで警察官になっていたら…と考えると、人生の選択で大きく未来が変わってくることを私は感じています。

 

狼雅はモンゴルに住んだ際に、国籍をモンゴルに変えていましたが、狼雅自身は、

「僕はロシア人。」

と言っており、2020年1月場所から、出身地をモンゴルからロシアに変えています。

狼雅自身が幼少期から生まれ育ったのはロシア。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、狼雅は祖国ロシアに対する思い入れも強いのだなぁ、と私は感じました。


狼雅の高校はどこ?

狼雅は高校は、相撲の名門である鳥取県の城北高校(じょうほくこうこう)の出身です。

城北高校は、横綱・照ノ富士(てるのふじ)をはじめ、沢山の力士を送り出している高校です。

狼雅が中学生の時、たまたま父親がモンゴルの街中で、元横綱の白鵬(はくほう)が主催する「白鵬杯」の宣伝を見たことで、狼雅に白鵬杯に出ることを勧めます。
開催地は日本でしたが、その大会にでることを、狼雅の父親が勧めたということは、それだけ、「相撲」の文化がモンゴルに根付いているのだと、私は思いました。

モンゴルはレスリングも有名ですが、モンゴル相撲も盛んで人気があり、人々の関心も高いスポーツです。

狼雅は、その出場した白鵬杯で
・団体2位の成績
・次の年も個人8位の好成績
を残しました。

 

この成績が、城北高校の目に留まり、狼雅は、スカウトをされました。
そして、16歳の時に日本に来て、高校生活をすることになります。

スカウトされた時、狼雅はどんな気持ちだったのでしょうか。
実力・将来性を認められた嬉しさもあると思いますが、異国の地で、一人でやっていけるのか、不安も大きかったのでは?と私は想像します。

そのチャレンジに飛び込む16歳の狼雅は素晴らしいですね。
相撲に出会うきっかけとなったお父さんの一押しもあったのかもしれません。

 

日本に留学に来た時は16歳。両親と離れて、生まれ育った国とは、生活スタイルも、文化も、慣習も、言葉も大きくことなる日本の生活に慣れるのは大変だったと私は思います。

狼雅は、日本語がとても流暢で、インタビューを聞いていても、一見外国人力士とは思えない人も多いのではないでしょうか?
日本に来た時から、相撲の稽古も、日本語も一生懸命に学んできたことが、伝わってきます。

 

狼雅は、名門の高校での稽古で、メキメキと実力を上げていきました。

・高校2年生の時は、全国高校総体で8強

・高校3年生の時に、全国高校総体で優勝し、高校横綱に
この時の決勝の相手は、今は大関として活躍している豊昇龍(ほうしょうりゅう)でした。

 

狼雅は史上初の外国出身で高校横綱なんです!すごいですよね!

城北高校の相撲部は、歴史も長く、多数の有名力士を生み出している名門のため、稽古や指導など沢山のノウハウがある恵まれた環境だったと思われます。

狼雅は、そんな環境で稽古にまい進しました。
レスリングで鍛えた体と、もともと持っている身体能力が高かったこともあり、狼雅は、相撲の実力をどんどん上げていきました。
そして、狼雅は相撲の世界で生きていくことを決意したのです。



狼雅の経歴のまとめ!

狼雅が相撲を始めたのは、モンゴルに住み始めた後の、15歳の時です。

・白鵬杯で優秀な成績を残したことがきっかけで、16歳から日本に来て、城北高校に入学

・城北高校を卒業後、二子山部屋に入門

初土俵は、2018年11月場所(19歳)

いきなり2場所連続で序の口優勝、序二段優勝をし、幕下まで順調に番付を上げていきましたが、その後は負け越しが続きました。
高校横綱の肩書きがあり、力士デビューから、連続して各段優勝をしたので、周りからの注目がかなり大きかったことが伺えますが、その反面でプレッシャーも相当大きかったのではないかと私は思います。

 

新十両は、2022年11月場所(23歳)

入門からは、4年で、狼雅は新十両になります。
二子山部屋からは初の関取の誕生が狼雅でした。部屋待望の関取として、親方も大変喜びました。親方は、ますますこの先の昇進に期待をしていたと感じますよね。

後援会などが集まった、関取昇進祝賀会では、

ここで満足していません。まだまだ上の番付がありますので、これからもしっかり稽古に励み、上を目指します。目指すのはてっぺんです。
(引用:スポーツ報知)

と言っており、狼雅の目標の高さや決意が伺えます。
この場所では、9勝6敗で勝ち越し、いきなり好成績を残します。
狼雅は、十両では、徐々に番付を上げていきます。

 

初入幕は、2023年11月場所(24歳)
この場所では、5勝10敗で、幕内の壁を感じる結果となりました。
2024年6月現在、幕内は3場所経験しており、未だ勝ち越しまであと1歩のところで、7勝8敗の成績の壁を超えれていませんが、着実に力は付いてきているように思います。
本来の素質は十分にあり、体重も増えてきているので、きっとこれから、まだまだ強くなっていくこと間違いありません。

 

・優勝経験は、
2019年1月場所で、序ノ口優勝1回

2019年3月場所で、序二段優勝1回

2場所で連続して各段優勝をしており、7勝0敗の強さを見せての優勝です。
無敗で、2連続の各段優勝をした狼雅、いきなり華々しいデビューで、本人も勢いを感じていたことでしょう。

 

最高位は、前頭15枚目です。

まだ新入幕から1年足らずですので、これからの活躍に注目していきたいですね。
同学年には、幕内力士の大関・豊昇龍、琴勝峰(ことしょうほう)、王鵬(おうほう)がいるので、お互い切磋琢磨をして、さらに番付を上げていってほしいと私は思います。

 

豊昇龍についてはこちらで詳しくご紹介しています。

 

琴勝峰についてはこちらから。

 

王鵬についてはこちらからご覧いただけます。

狼雅のまとめ

・狼雅の両親は、父親がモンゴル人、母親がロシア人のハーフです。
・狼雅は14歳からモンゴルに住み、父親が白鵬杯の宣伝を見て、白鵬杯に出場し、活躍したことで、日本の高校へ進学します。
・狼雅は16歳の時に来日をして、相撲の名門の鳥取県の城北高校に入学します。
・狼雅は高校3年生の時に、外国出身力士初の高校横綱になります。
・狼雅は2018年11月に力士デビュー後、序の口優勝、序二段優勝を経験し、2023年11月に新入幕を果たします。

 

狼雅の両親、ロシア人かどうか、出身高校やこれまでの経歴について、まとめました。

狼雅は、5人目のロシア出身の力士であり、自ら「ロシア出身である」と名乗り、四股名にも、ロシアを象徴する狼を入れているため、相当祖国への思い入れはあるのだと感じます。

 

遠く離れた日本で、力士としてますます活躍をし、国の隔たりを感じさせないような、そんな立派な力士になってほしいですね。

 

 

日本で頑張っている狼雅ですが、日本で支えてくれる奥さんや彼女はいるのでしょうか。
こちらで詳しくご紹介していますよ。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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